【就職】造船会社はどこがいいでしょう？

Question

【就職】造船会社はどこがいいでしょう？造船会社で働いている現社員、または元社員の方に質問です。

私は高２でもうすぐ就職活動を控えています。

私は以前より船に興味があり、造船会社への就職を希望しています。

そこで、第一希望は常石造船 第二希望はＩHIか（IHIMUではなく)そして内海造船です。

去年の求人票なども見たのですが、給料や福利厚生が非常に良く、怪しいと思ってしまうほどです。

私の選択は間違っていないでしょうか？

無礼な質問をお許しください。

補足

>>125bxさん

私も技術流出の問題は大変な怒りを感じております。
なぜ韓国人、中国人を日本で採用するのでしょうか？ 日本人でさえ仕事が無いのに・・・

Answer 1

神原君と三輪さんの会社とＩＨＩを比較してはだめです。
この会社は50年後には存在できないと思います。
選択すべきはＩＨＩ

これから造船は30年間の不況に入ります。
30年後に我が国の造船が復活できるかは疑問です。
よく考えた方がよいでしょう

メガブロック工法による技術流失の被害は甚大です。

補足に対する回答
中国やフィリピンで船首船尾など大変な技術が必要な部分も作っている
このため多くの技術が流失している
神原君は自社でフィリピンのヤードを運営しておりもうこの流れを止めることは出来ない
（ブロック工場）

三輪さんの会社では自社ヤード運営までは行っていないが、下請けのブロック工場は外国人だらけ
桧垣さんの会社も同様
コストダウンのために・・・・

もう、日本の造船は一部の特殊船でしか生きて行けないのではないだろうか？
というのが私の考えです。

だから造船所に就職しない方が良い
どうしてもしたいならば特殊船を作るＩＨＩや三菱を選択してください。

Answer 2

私は造船ではなく海運会社、いわゆる船主の仕事をしています。
造船会社にとっては顧客ですね。

海運・造船業界はこれから最悪の時期に入ります。
2009年はリーマンショックにより金融機関の融資がストップし新規の発注（受注）がほとんどストップしました。
最近になってようやく韓国造船所が受注をいくばくか獲得していますが、大幅に増えることはありません。

なぜなら2010年2011年の2年間に大量の新造船が竣工するからです。
海運業界ではこの凄まじいまでの供給圧力による傭船料の値崩れ不安に戦々恐々としているところです。

話を造船に戻しますと、この2年ほどは今までの受注がありますので、造船所の仕事がなくなるということはあまり考えられません。
また日本の造船所の場合、受注先を厳選しているためキャンセル案件もあまり出てこないでしょう。
ただ、新規案件の受注はかなり難しくなります。
船の耐用年数はおおむね25年です。
つまり来年以降の大量新造船が後25年は市場に居座り続けるということです。
そうなると新規の案件が大量に出てこないことは容易に想像できます。

また近年、造船の自前主義が新興国を中心に台頭してきており、海運会社や資源大手も自国の造船会社に発注することが多くなっています。

日本の船主の間でも、今までは品質を重視して日本の造船所への発注がほとんどでしたが、
コスト競争力があり一定の信頼を置けるようになった韓国造船所へ一部船主の間での発注が出始めています。
また、昨今の円高と2010年以降も続くと思われる不況により、日本の海運会社・船主の企業体力も大幅な低下が予想され、
大型発注は考えにくい状況です。

また、世界的に環境問題が取りざたされる中、規制が厳しくなり造船所がコスト面でかなりの負担を強いられることは想像に難くありません。

新規案件の増加が見込めず、韓国・中国などにシェアを奪われ、海外では自前主義が台頭し、国内船主は海外発注も辞さず、規制が厳しくなるという状況では日本の造船業は淘汰再編を余儀なくされます。

ということで技術面で優位にある大手に就職することをお薦めします。
中手以下の規模では再編により、解雇される可能性が相対的に高くなってしまいます。

Answer 3

自分ではなく父親・友達が造船関係者です。
質問者様が希望されている会社には勤めていませんが、
お給料などはそこそこ良い業界だと思います。
福利厚生も結構いいので、求人票は嘘ではないと思います。
ただ、その福利厚生をどの程度使える余裕があるのか、という話です。

というのも、造船関係はとても忙しく、残業・休日出勤は当たり前です。
(ちなみに父親は設計です)
高卒での就職だと、多くの場合現場になります。
現場は昔の３Ｋそのものです。
キツイ・汚い・危険。
友達は現場ですが、作業着は真っ黒で油汚れで大変だそうです。
そして、有機溶剤を使った作業や、高所での作業もありますので、危険です。
その反面、プロジェクトが終わったときは気持ち良いそうですが。
そして、職人肌の人も多く、企業にも因りますが人は良いそうです。

私は造船業界で仕事をする父親も友達もとても尊敬していますが、
現場でのそういった仕事がどうか、によるのではないでしょうか。
お給料や福利厚生が良くても、どうしようもないことはありますので。