解決済み
今220鞍ほど乗った初心者です。 駈歩を練習しているのですが、駈歩の練習馬が本当に信じられないほど重くて、常歩から速歩まで出すのに脚、鞭、舌鼓すべて非常に強く使っても数歩しか出ません。駈歩も、出すのに5分以上かかり数歩で速歩、すぐに常歩に戻ってしまいます。 この馬は本当に人の指示に無反応で、脚をどんなに強く入れても、まるで石のように動かないんです。しかし、インストラクターが乗るとスイスイと駈歩をしていて驚きました。でもそれはインストラクターへの恐怖心からなのではないかと思ってしまいます。(私のクラブではインストラクターを馬が怖がっていることが多いです。) どなたか重い馬を動かすコツや、反応をよくするコツを教えて下さい。 また、重い馬に限らず、乗馬で教科書に載っていないような自分で発見したコツなどありましたら教えて下さい!どんな小さなことでも構いません。
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220鞍も乗られたのでしたらもう「初心者」ではないと思います。 初級レベルを脱して中級レベルの技量を持たれても良いころです。 重い馬、本来馬自体が重いのではなくて馬が理解出来ない矛盾した強い扶助を出し続けた結果そうなってしまう場合と馬に知恵がついて我儘をすれば楽が出来ると学習した結果ということが多いです。 前者の場合は馬に理解出来る扶助を出せるよう練習によってそれを獲得するしかないです。 後者の場合は我儘をすると罰が待っているということ馬に理解させることが大切です。 例えば常歩で発進させます。少し歩いて僅かに手綱を控えて(決して強く曳いては駄目です)停止の指示を出します。ここできちんと止まれば褒めて再び発進させ、何度か繰り返します。このような働きかけが馬が騎乗者に集中するきっかけを作っていきます。 止まらない場合は手綱をやや強めに控えて後退させます。(後退は馬にとってややきつめの運動です) 再び前進して同様に停止の指示を出し出来れば褒めますが、出来ない場合は後退、前進を繰り返し行い指示を守るまで続けます。 このようにして馬が騎乗者に集中するようにすることが非常に大切です。 さて、駈歩の質問で多いのはこの質問と同様、発進継続が出来ないという事です。 教科書的には外方脚を後ろに引いて内側脚で押して発進と書かれていると思いますが、多くの場合それだけではなかなか発進してくれないと思います。 結論から言うと馬に前進気勢を与えきれてないからです。 扶助は拳、脚、重心移動などは単独にあるのではなくて密接に係わりあってはじめて馬に通じるものです。従ってそのバランスが悪いと馬が理解出来ない扶助になります。 発進で言えば、まず拳をやや控えてハミによる前方の壁を馬に意識させます。 と同時に脚を使って前へ進むよう推進の指示を出します。しかし、ハミが壁となって馬は出たくても出られないという状態を作ることが駈歩発進の第一歩と思います。その状態を保って前進気勢が上がった時に拳を譲ってハミによる前方の壁を無くせば馬は駈歩発進してくれるはずです。 発進出来ないのは多くの場合発進前に前方の壁を作り切れていないため前進気勢が不足していることがほとんどです。 これは宇宙ロケットが発射前にエンジンを点火させてもストッパーで発射を抑制しエンジン推力が高まった時にストッパーを解除して発進するのと同様です。 継続に関しても同様と思います。 駈歩を習う頃になると手綱を緊張させろ、とインストラクターから指示される思います。これが曲者で多くの場合手綱の引き過ぎです。馬の口角に常に緊張があればそれは減却の扶助ですから馬は走ってくれません。 前述したように発進のため前進気勢を貯めるための緊張は必要ですが、発進っ後再び手綱を引いてしまうと速歩や常歩に落ちるのは当たり前です。 手綱に過度の緊張を与えず、拳の動きが馬に通じるくらいの手綱の張り(私は糸電話の糸の緊張くらいと言っていますが)にして下さい。 その上で馬の前進気勢の度合いを見ながら脚で推進の扶助を与えます。 もう少し上達されると半減却を習われると思います。 これが理解出来れば手綱の緊張と脚による推進のコントロールが理解できると思います。調べてみてください。 乗馬は勿論実践が大切ですが座学も非常に重要です。経験則だけではなくて、きちんと乗馬理論を学ぶことが上達の助けになります。
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