解決済み
20年以上昔なら,講義をやって,研究室の学生の研究指導を して,科研費の申請書くらいは書いて,自分の興味の分野の 論文を毎日読んで自分の研究を進めながら,仕事時間の 1/4~ 1/3 を大学運営に(教授の場合です)当てればよかったですが, 最近はそんなわけにいかなくなっています。准教授ですら, 大学運営や学科運営の仕事や営業があり,苦しんでいます。 国立大の運営費交付金が減っていて,財界がそう望んだように, 競争的資金を大学外から取得しないと大きな実験などはでき なくなっています。科研費も,重複可能な複数の種目に応募す るために,その申請書を工夫しながら書く時間がとられていま すし,先生によっては民間企業に営業に回って研究費を申請し たりします。バブルのころは,学会活動などで知り合っている と,ちょっと偉い企業の人は100万円くらいはすぐくれたり しましたが,今はそんなことはあり得ない。また博士課程の 学生のために,特別研究員に採用されるための申請書の書き 方の指導や添削をしたり,面接の練習もして,奨学金と研究費 確保の手助けもしないといけない。 営業だけじゃありません。国際卓越なんとかのように,毎年 のように改革を求められていますから,准教授以上は毎年 何度もそういう改組だとか入試システムだとか,そういう 組織改革についても議論する時間がとられます。苦労して 申請書を書かされて,学部長のまえでヒアリングしたあと, 学長の前で同じことをして,じゃぁってんで事務部長も 一緒に文科省のあの暗い待合室に行って,会ってもらえる のは係長がせいぜい。そして否定されて帰ってくるという 繰り返しがあったりします。一年に,何度も改革とか改善 とかの雑業が蔓延しているのがいまの教員環境。 若い先生たちは研究はもちろん勉強もできない。若い教授達 と先日飲んだのですが,出た話は「文科省も学長も,もう 少し静かに放っておいてくれないだろうか。疲れたよ」で したからねぇ。 大学教員に,やって欲しいことを聞いたらほぼ全員が 「研究の時間をください」と答えるそうです。
そうだね:1
忙しいの定義次第かと思います。 誰かにやれと言われてやらないと給料に影響する仕事に割く時間だけみれば、大学の教員の方が忙しくはないです。
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