給料差し押さえられる時って会社に連絡はいきますけど個人に連絡はいきますか？

Question

給料差し押さえられる時って会社に連絡はいきますけど個人に連絡はいきますか？

Answer 1

個人とは給料を差し押さえられる人のことであれば、当然のことですが連絡はあります。民事執行法145条3項に「差押命令は、債務者及び第三債務者に送達しなければならない。」という規定がありますが、ここで「債務者」は質問でいう「個人」のことであり、「第三債務者」は「会社」のことです。
個人に対する送達は、会社に対する送達が済んだ後に行われます。逆の順番だと、給料差押えを知った個人は、給料差押えを知らない会社から、何食わぬ顔で給料を受け取ってしまいます。

民事執行法
（差押命令）
第百四十五条
３ 差押命令は、債務者及び第三債務者に送達しなければならない。

Answer 2

適用される法律によって名称は異なりますが、債務者(滞納者)個人に対する連絡は、必ず行きます。

民事執行法に基づく給与債権の差押の場合、債務者に送達される書面も、第三者債務者(勤務先)に送達される書面も、「債権差押命令」という名称です(民事執行法145条2項)。

国税徴収法に基づく給与債権差押の場合、債務者(滞納者)に送達される書面は「差押調書謄本」(国税徴収法54条2号)であり、第三債務者に送達される書面は「債権差押通知書」です(同法62条1項)。

Answer 3

本人には連絡行きません。
会社の方に給与差押通知書というのが届きます。
会社があなたに伝えることはあるかもしれません。「差し押さえが来てるから次の給料から引きますね」と。

社員に通知したところで給与の差し押さえを止めることはできませんからね。

Answer 4

「個人」って本人ですか？
連絡されるわけないじゃないですか？

容疑者に「逮捕されるって連絡行きますか？」という質問と同じです。本人に連絡したら、それなりの対策取るでしょう。