キャリアと呼ばれるの国家公務員採用総合職試験に合格し、警察庁警察官として採用された人たちを言うのはご存知のとおりです。 警察庁警察官は国家公務員採用総合職試験合格者の中でも特に人気が高く、東大法学部卒に限定はされないものの、合格者の中でも上位2〜3%の枠に入っていなければ採用されない難関中の難関です。 準キャリアは国家公務員採用一般職試験に合格し、警察庁警察官として採用された人々ですが、こちらも超人気職かつ最難関です。その人気ぶりと任官によるメリットは、任官希望者なら国家公務員採用総合職試験に合格し中堅官庁への任官を蹴ってでも警察庁警察官を選ぶほどです。よって採用は旧帝大ないし早慶レベル出身者(わずかに明治や同志社などから採用実績あり)にほぼ限定されます。一般職合格者が誰でも任官につながるような甘いものではありません。 なお、警察庁には一般職合格者の採用区分として地方出先機関の管区警察局採用による事務職がごく少数ですがあり、こちらは不人気である意味誰でもなれます。もちろんこちらは単なる事務職員なので警察権をもった警察官ではありません。待遇も高卒レベルです。 ノンキャリアと呼ばれるのは、警視庁および道府県警察が採用する警察官(警察庁皇宮警察本部が採用する皇宮護衛官を含むこともあります)あることは、こちらもご存知のとおりです。
警察庁に入るためには、総合職(旧国家公務員一種)又は一般職(旧国家公務員二種)の両方で採用があります。また、各都道府県警本部採用の警察官でも能力を見込まれて警察庁に転任することもあるようです。 警察庁は、かつて官庁の中の官庁といわれた旧内務省の中核であった警保局を引き継ぐ官庁ですので大変人気は高く、また、その業務の性格から法律系の職員を中心に採用する傾向にあると思います。 こうした経緯から、総合職(キャリア)は、どの役所よりも東大法学部出身者の比率が高く、残りは京大法学部出身者といった状況です。一昔前までは、この2大学の法学部の学生以外の大学の出身者はほとんどいない状況でした。 また、これは警察庁に限らずどこの役所も同じだと思いますが、総合職試験合格は採用のための最低条件であり、重要なのは同試験での合格順位と、実際の官庁訪問時の面接結果だと思います。もちろんこれまでの採用傾向を見れば、出身大学と学部、そこでの成績もしっかり見られるのではないかと思います。 一方、一般職(ノンキャリア)の採用も行っており、恐らく法学系を中心の採用ではないかと思いますが、思ったよりは幅広く色々な大学から採用しているように思います。ただ、採用数自体それほど多くないようですので、やはり人気は高いと思います。
東大法学部以外でキャリアになってる人はいます。 2割に満たないくらい。
かつては、警察でキャリア組といえば東大法学部、といわれてきましたが、現在は公務員制度改革等の影響で、そこまで東大法偏重ではありません。 実際に、現警察庁長官の露木康浩氏は京都大学法学部出身です。 未だに東大法出身が主流派・多数派かもしれませんが、必ずしも東大法でなければ採用されないわけでもなく、出世できないわけでもないのです。 なお、総合職試験に合格し、警察庁に採用されれば、キャリア組はキャリア組です。 警視までは原則として一斉昇任、その後も昇任スピードに多少の差はあれ、概ね大規模都道府県の本部長(警視監)くらいまでは昇任できる、といわれますね。
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