外科の勤務医を見ていると、生活保護で生活している人の方が贅沢に時間を過ごして生活しているように見えますが、錯覚ですか？ …

Question

外科の勤務医を見ていると、生活保護で生活している人の方が贅沢に時間を過ごして生活しているように見えますが、錯覚ですか？
「睡眠削ってまで頑張って働く価値」って何ですか？

Answer 1

錯覚ではありません。
そもそも睡眠は削れるものではありません。睡眠不足とは睡眠負債として蓄積し、溜めすぎれば過労死します。

「睡眠削ってまで頑張って働く価値」を分かりやすく言い換えると、「飲まず食わずで頑張って働く価値」です。
これでは「頑張る」というより「奴隷扱い」であり、「働く」というより「搾取」です。
「睡眠削ってまで奴隷扱いされて搾取される価値」は、搾取する側にしか存在しないでしょう。

「人間としての基本的な人権である睡眠時間の確保が充分になされた状態で、頑張って働く価値」なら、あります。
なぜなら人間には生理的欲求と社会的欲求があり、社会的欲求を簡単に満たせる行為が仕事だからです。

なお、睡眠時間という生理的欲求を犠牲にして、寿命を削ってまで社会的欲求を過度に貪り求める自由もあります。
客観的に見れば人生を追い詰められた精神的貧困のように見えるでしょうが、満足とは当事者の主観でしか計れないものです。

Answer 2

生活保護は制約があります。医師はえらくとも誇れる仕事です。

Answer 3

「リスクが少ない」
これに付きますね。
生活保護の受給経験があるというのは再就職に大きなマイナスを齎します。一度社会からドロップアウトしている訳ですから、どんな理由であろうと企業側からはある程度嫌煙される事を覚悟しなければいけません。
更に、生活保護には安定性がありません。打ち切られる可能性もありますし、今後付与額が引き下げられる可能性もあります。

そもそも生活保護は「肉体、または精神の状態的に仕事をすることが困難」と判断された方が受給するものです。「仕事キツイから辞めて生活保護で暮らそう！」なんて思考をする余地がある方では受給するのは難しいでしょう。
まぁ…健常者である内は諦めて普通に働くしかないんじゃないでしょうか