教員不足が深刻だそうです。 ハローワークに仕事を出しても受けないそうで（３５人学級の導入）授業できないなど。 …

Question

教員不足が深刻だそうです。

ハローワークに仕事を出しても受けないそうで（３５人学級の導入）授業できないなど。

教師は残業が多いや親のクレームや教職免許がないなどで難しいからですか？

Answer 1

はっきり言うと、そういう事ではなくて、生活出来ないからです。

ちょっと過疎地の1学年1クラスの中学校を考えて見ます。

法令で必要な、校長、教頭、養護教諭と、各学年の担任が1人ずつ居るとして・・・

中学の教科は、国語・数学・理科・社会・英語・音楽・保体・美術・家庭・技術の10教科があります。

つまり、教科担当が10人必要です。

でも、毎日必要なのは上記の6人です。

仮に、各学年の担任が国語担当、数学担当、英語担当だったとして、週1回しか無いような授業の教員を、常勤として配置しておくか?という話です。

例えば美術担当の場合、授業は週1回、3学年を担当しても週3時間しか授業がありません。

この場合、非常勤講師として、3時間だけを担当する教員を配置します。

時間給の教師の場合、1時間約3000円程度で担当をします。

月曜の5時間目、水曜の2時間目、金曜の4時間目。という変則的な日程の上で、1日1時間ずつの担当なので、週3時間で給与は9000円です。
1ヶ月だとこれで4万円くらいです。

月給4万円で、他の仕事と兼任するのが難しくて他でやれるのはアルバイトくらい。という求人に、全然応募が無いんです。

上記の条件だったら、まだ空いている日程があるのでそこでバイトするなども出来るでしょうが・・・

毎日1時間。となると、月～金まで1時間ずつなので、週1万5000円の、月給7万円くらいです。
毎日2時間になれば、月～金まで2時間なので、週3万の、月給14万円くらいです。

ただこれだと毎日仕事が入るため、バイトをする時間も取れなくなります。

月収4万～15万円くらいで勤務してくれる教員が圧倒的に不足しています。

質問者様だったらやろうと思いますか?

まあ、一時的な趣味の世界であれば出来るでしょうが、これで生活しようとすると中々難しいからですよ。

理由としてはそんな感じですね。

長くなりましたがとりあえずはこの辺で。

Answer 2

問題なのは報酬の減額です。
最も顕著なのは１０年前と今とでは退職金が６００万ほど減額されました。
更に、民間企業が不景気だから公務員の給料も減らす・・・・？
ただでさえ、事務仕事を増やして残業しても残業しても終わらないほど仕事押しつけて・・・これじゃ教員なんて仕事全く魅力ありません。
こんな状況で教員の質が落ちるのは至極当たり前のことです。

もう忘れ去られた存在ですが、かの田中角栄氏が首相になったとき「日本列島改造論」なる政策を打ち出しました。
その中に、未来を担う子供たちの教育の質を高めるために教員の報酬に特別手当をつけました。
教員志望者は増え、質の高い人しか採用されない時代でした。

教員という仕事にもう少し魅力を感じるような政策を期待したいものです。

Answer 3

免許を持っている人はそれなりにいても教員になりたい人が労働条件が悪い等の理由により少ないのです。
例えばうちの大学(他学部除く)は今年は4人が教員免許を取得見込みですが、全員教員にはなりません。
(私は大学院進学、他は民間企業に就職)
民間企業に就職した人に辞めてまで講師をしてと言うわけにもいかず、しかし教員を目指す人は少ないという状況です。
ただ、教員免許更新などで免許を取る人は前よりも減ったとのことです。
また、更新制のせいで免許はあるけど失効してるから働けないという人もいます。(一から取り直しではないけどわざわざ30時間の講習を何万円も出して受けようと思うかという話になる)

Answer 4

最近出された記事に着いてなら
少しだけ、間違いがあります。

「教員不足」ではなくて

１ 臨時的な仕事を引き受ける「講師」がいない。
２ 採用試験の倍率が低迷（希望者が減少）

と言う二つが、ワザとごっちゃにされています。

記事の主体は１についてなんです。
この場合「教師としての仕事」の内容
の問題以前として、最初にあるのが
「仕事としての収入」を書かなければいけません。

もちろん、臨時的な仕事ですから
低収入なんです。
それに触れない記事には当然意図があります
それを踏まえて考えることが必要ですね。