心理学科の大学1年生です。

Question

心理学科の大学1年生です。高校生の時から犯罪心理学に興味があり、大学でも犯罪心理学を学びたいと考えていたのですが県内に犯罪心理学を中心に学ぶことのできる大学もなく、福祉の付属高校に通っていたこともありそのまま福祉大学の心理学科に入学しました。大学の授業は臨床心理が中心で犯罪心理については触れることがありません。

将来は科学捜査研究所の心理科で働きたいと考えているのですがこのまま心理学科に居続けていいのでしょうか。来年度から県内の大学に犯罪心理学科が設立されるということで今の大学からその大学に編入した方が就職に有利なのではないかと考えています。
それと、科学捜査研究所の採用試験はどのようなものなのでしょうか。

長くなりましたがご回答いただけると幸いです。よろしくお願いします。

Answer 1

科学捜査研究所（科捜研）は都道府県警察の研究職で，やっていることはポリグラフ検査が主です 県によっては犯罪者プロファイリングも扱っているところもありますが，プロファイリングは科捜研の心理職の主な仕事ではではありませんので勘違いしないように
両方とも，科捜研に入った後，警察庁の科学警察研究所（科警研）で3か月程度の研修を受けてから，実施できるようになります（最初が養成科，その後，現任科，研究科など，何年かおきに，研修を受けることができます）
https://www.npa.go.jp/nrips/jp/fourth/section1.html
https://www.npa.go.jp/nrips/jp/behavioral/support.html

ポリグラフ検査は神経・生理心理学，プロファイリングは統計学がバックグラウンドになり，犯罪心理学の知識はいりません ちなみに，科捜研では心理職が，文書鑑定を兼務として担当しているところも少なくありません

科捜研の心理職は少ない県ではひとり，多いところでも4人くらいですかね 退職者が出ると，その県で新たに募集になりますので，場所を気にしないなら，全国のどこかで募集はあると思います が，定期的な募集ではないし，自分の住んでいる都道府県でいつ，採用試験があるか，外部から予測がつかないと思う それから，地方公務員ですから，一度採用されると，退職するまでほかの県に異動になることはありません

年度の初めに，全国の警察本部のHPをくまなく見ていれば募集の情報はわかるでしょう そして，採用が，ひとりのところに何十人も受験するので，なかなかの難関です この際の試験も犯罪心理学は全くと言っていいほど，関係ないです 採用試験は，一般教養と心理学の専門試験が中心です なので今の大学に在籍したまま，心理学の基礎をみっちり勉強し，公務員試験（県の採用試験の過去問）などを見て，しっかりと受験準備をすればいいと思いますよ

あと，科捜研から，大学に転身した教員がいる大学がありますから，そういう人間に聞けば，いろいろな情報を教えてくれるでしょう

Answer 2

「将来は科学捜査研究所の心理科で働きたいと考えているのですがこのまま心理学科に居続けていいのでしょうか。」

手打ちそばの職人を目指しているのに、手延べそうめん職人に弟子入りしてしまったようなもので(苦笑)、めざす目的意識と方向性が現実から全くズレてしまっていることでは、このまま手延べそうめんの修業をしていたら年とるだけで目的が遂げられないです。

大学編入は、質問者さんの目的意識を持続させるための必要最低の方法で、「必要最低」なのです。編入すれば科学捜査研究所への就職の可能性が一気に高まる望みでもなくて。

それと、科学捜査研究所の試験内容や難度くらいは自分で調べる癖をつけたいです。自分でも取れる情報を人任せにする態勢では、この種の採用試験での「100人に１人」になることは望めなく…
https://note.com/kasoken_jouhou/n/n2708a4824725