基礎自治体(市町村)は住民に最も近い立場ですから、感謝の声が間近で聞けますが、不満の声も直接聞かされます。 長所と短所は表裏の関係ですから、「良いことばかりではない」ことの例の一つですね。 そして、公務員はどちらかと言えば、予算や法令制度等の制約が多い中で、それを理解しない方々から民間企業と同様の対応を求められる傾向にあります。 簡単に公務員になれた時代の方で、入職後もさして研鑽を積まなかった人は別ですが、少なくともこの20年程度で入職なさった方達にとっては、厳しい職業だと思います。 ですから、長いキャリアの全般にわたり、自身の存在意義を見失わずに誠実に努力できる人が求められていて、それが近年の面接重視の傾向の一因になっていると言えるでしょう。 スケールの大小は、個人の感覚による部分が大きいですので、何とも言い難いです。 例えば、その仕事の効果が及ぶ範囲の物理的な(面積としての)広さや、対象の人口や、予算額などが大きければ「スケール大」との印象に繋がりやすいですね。 ただ県庁に限らず市町村でも、日々の課題解決の取り組みの積み重ねの中から、新たな技術やノウハウが生まれる事があります。 それが目立たない物であっても、例えば、従前の方法に比べて長年にわたり効率性を発揮し続ける様なものならば、その成果は大きいといえます。 そして、それが当該の都道府県や市町村のみならず、他の地方公共団体の参考になったり、民間企業のビジネスチャンスを広げる…なんて事になれば、その効果は更に大きいと認識できます。 中には、その技術やノウハウによる国際貢献、ビジネスの海外進出を国の機関が支援する、なんて事だってあります。 …まあ、ここまで来ると「でき過ぎ」のケースですが、そんなことでニュースに取り上げられた事例も、過去に見たことがあります。 物事のスケールが大きくなると、他団体や企業などと共同して進みますから、どこまでがその都道府県や市町村の成果なのかは、なかなか判断できません。 当然に職員の名前なんて世に出ませんし、場合によっては団体名さえも出ない(報道されない or 参加した企業等の名前がメインで報道される)。 それでも、そうした物事の端緒となる部分や、キーポイントに当該団体の存在があったのは事実で、それを誇るでもなく日々課題に向き合っていくのが公務員だろうと思いますので、個人的にはとても頭が下がる思いです(もちろん、民間企業で努力なさっている方々にも敬意を持っています。私も民間ですしね)。 何れにせよ、不正等は当然にNGですが、公務員が変に批判されて委縮する世の中は悪い方向に向かうと感じますので、このあたりを適正化したい…と、日々思うことろです。
なるほど:2
>公務員はスケールの大きい仕事が出来る 市役所職員も県庁職員も同じ(地方)公務員。「公務員は~」ではなく県庁職員では・・・? 都道府県庁の職員はその都道府県下全域を仕事場しているのでそのように表現されるのだろう。
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