解決済み
最近のフランス映画で若い監督の台頭ありますか? かつてはデビュー時に、レオス・カラックス、ジャン=ジャック・ベネックス、リュック・ベッソンは「恐るべき子供たち」「BBC」と呼ばれ、ヌーヴェルヴァーグ以後のフランス映画界に「新しい波をもたらした」と絶賛されたりしていました。 しかし最近では作品を撮ってなかったり、撮っても評価の低い作品だったりしています。 もう彼等は過去の人になってしまったのですか? レオス・カラックスが人気あったのは3部作の時 ジャン=ジャック・ベネックスは「ベティ・ブルー」 リュック・ベッソンは「グラン・ブルー」から「ジャンヌ・ダルク」辺り もうそろそろ新しい波が来ても良い頃じゃないですか?
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最近のフランス映画界で活躍に期待できるのは、セリーヌ・シアマ監督です。 昨年のカンヌ映画祭グランプリ作品、「炎につつまれた貴婦人の肖像画」を海外で見る機会に恵まれましたが、個人的に昨年のベストワンでした。 日本公開が待ち遠しいです。 カラックスは、新作「アネット」がカンヌに出品される予定だったそうです。 映画祭自体が今年は開催されないため、別の映画祭に出品される可能性もあります。 べネックスは2013年以降、目立った活動をしていませんが、しばらくしたら復活するかもしれません。 リュック・べッソンは、映画ではなくスキャンダルが報じられ、残念です。
BBCとかありましたね。ジャン=ジャック・アノーも忘れないでくださいね。アート系とかミニシアターブームと言われてた頃に、日本の宣伝屋と批評家が結託して作り上げたイメージの勝利という気もしますが。 カラックスはやっと重い呪縛(ポスト・ゴダール)から解放されて、「ホーリー・モーターズ」なんて素晴らしい映画を撮っています。シネフィルたちからもすこぶる評価は高いですし息を吹き返しましたよ。 彼ら以降となると、ジャン=ピエール・ジュネやフランソワ・オゾン、その後の世代としてアルノー・デプレシャンやジャック・オーディアールあたりが良質な作り手だと思いますが、かつて日本で隆盛を誇ったほどの勢いはありません。このあたりは、日本のミニシアター系が力を失った流れとも合致しています。とんと、公開作品は少なくなりました。私はデプレシャンの「エッフェル塔の下で」は好きです。 フランスに限らずヨーロッパ諸国は、グローバリズムの奔流で”その国固有の映画らしさ”とでもいえる血統証明がかなり希薄になりました。要するにフランス映画というよりもヨーロッパ映画というくらいの国籍感覚です。 近年でいうと「アトランティックス」のマティ・ディオプとか、今日本で公開している「レミゼラブル」のラジ・リとかはフランス人監督ではありますが、作品はもはやフランス映画というよりも、(アンチ)グローバリズム映画という感触です。それが新しい波なのかもしれませんが、やっぱり寂しくもなります。 最後に、グザヴィエ・ドランは(フランス語圏の)カナダ人ではありますが、これもフランス=ヨーロッパ映画の括りに入る感覚ですし、新しい世代を代表する監督として注目されています。もはや国籍はあまり意味がない時代になってきているのです。
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