工業デザインは商品開発の一部です。デザインが主導する「こんな商品はどうだろうか」をベースに開発が進むことは全体としてはごくわずかで、技術が開発した新機能や新「エンジン」を搭載した新商品、数として一番多いのは企画が市場調査、競合調査等で決定した「今度の新商品はこういうコンセプトでこんなスペックで行きます」という案を元にデザインを考えていくものです。 デザインから企画への異動や職種転換、あるいは最初からそっちへの就職も良くあることです。工業デザインにも各要素のとりまとめ(パッケージング)要素はありますので、そういうのが得意な人は企画でも活躍できると思います。ただ当然、ゆっくりスケッチを描いたり設計図に落とし込むまでの実現プロセスの担当、細部のデザインを検討している時間は企画部にはありませんので、ラフ以上のものを描くことはなくなるでしょう。
市場解析して金や生産を企てるのが商品企画。具体的なアイデアやデザインを考えるのがデザイナー。 デザイナー知識が企画に役立たないわけでは無いけど、あんまりね。 そもそも、就活の時に美大生が企画に応募してもハネられますけどね。 質問者様は デザインすることに自信が無いのかな? また、◯回生って言ってるっつーことは関西系だね?関西系は就職先が少ないからね。デザイン以外も考えておくことは正解だろう。 弱小デザイン事務所やメーカーなら、どっちもやれってことになるでしょうけど。 嫌なら職種変えを検討するべきです。
元採用担当のおぢさんです。専門科ではありませんが、うちにも部署がありますので分かる範囲で書きますね。 >将来は商品開発や企画の職種に就きたいと考えているのですが、そこに美術系の専門知識や技術を活かすことは出来ますか? 答えはイエスですが、工業製品というものはオブジェではありませんから、どう機能や性能や製造工程やコスト等々と折り合いをつけていくかになります。 例えば自動車をイメージしていただければいいかと思いますが、売れるためにはデザインは重要ですよね。でも、実際にデザイナーの意思が反映できるのはほんの数ミリだったりします。つまり、美しさや格好良さという見た目は自動車開発を構成する僅かな部分でしかなかったりします。 もう一つ、アート系の方が開発に取り組む難しさは、顧客の感じる価値と、クリエーターの作りたい価値のズレです。メーカーは売れるものを作らなければ会社が倒産しますが、芸術は自己主張とある意味で対極の存在だったりします。 まぁ、佐藤可士和大先生でもセブンカフェやウイダーinゼリーで大失敗するくらい、デザインとビジネス(ベネフィットの提供)のバランスは難しいと言えます。 >またそれらの職種とプロダクトデザイナーの仕事がどう違うのか教えていただきたいです。 (プロダクト)デザイナーも商品開発の中の一職種ですね。もちろん、フリーランスや独立して事務所でやっている人たちも含みますけど。組織の中では、だいたい技術開発と仲が悪いのですが、対営業と喧嘩をするときには共同戦線を張ることもあります。
なるほど:1
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