解決済み
作業療法士について神戸大を目指して勉強してきた高校生です。 父に神戸大学の保健学科作業療法専攻を勧められました。(身内に障がいを持つ者がいるため、父は少し知識があるようです。)勧める理由に「神戸大学(神戸に限らず、京大や阪大などでも)を出た作業療法士は出世などで有利」と言われました。私は作業療法士という資格には変わりないのだから専門学校卒でも同じだと思います。(研究につくつもりはないです。) 作業療法士という専門職において、学歴は関係あるのでしょうか? もちろん自分の出世を中心に考えているのではありません。
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作業療法士を目指しているのですね。素晴らしいですね。 卒業時の資格ですが、4年生の作業療法の専門学校で「高度専門士」の卒業時の資格が付与される学校であれば、将来的に大学院への進学が可能になります。将来、大学院に進んで勉強したいと思った時に、本当の研究などができるのかもしれませんね。 作業療法士の資格取得の過程で「大学」か「専門学校」の選択ですが、大学は『学問』を教えることに重きを置き、専門学校は『臨床家』を育成するのに重きを置いています。一般的には、規模的は大学が大規模で、専門学校は小規模です。臨床家育成という視点では小規模の専門学校、特に4年生の専門学校が良いと思います。なぜならば、小規模の専門学校では、臨床家に必要な知識や技術を手取り足取り教育することが可能です。また、作業療法士の資格取得までにはクラスメートとの協力、教員との連携が不可欠であり、専門学校なら、社会人として必要な基礎的能力を伸ばすこともできると思います。私個人の意見ですが、臨床家を目指すのであれば専門学校がオススメです。「大学が上で専門学校が下」という考え方は基本的に誤りで、「目的達成に対してどちらが自分にとって利があるか(合っているか)」で判断するのが良いと思います。 いわゆる『出世』についてですが、結論的には学歴はほとんど関係ありません。採用時に大学卒と専門卒で数千円程度の賃金差がある組織もありますが、長期的に考えた時には全く問題になりません。特にあなたのように意識の高い方ならば、数年で役職者となり基本給や手当もどんどん上昇すると思われます。つまり、あなたが所属する組織にとって有益であれば高く召し抱えてもらえる(出世していく)し、組織にとって利益が少ないと思われれば賃金はアップしません。大事なのは、組織への貢献度です。現実の臨床現場はそうなっています。組織はどこからお金をもらっているかといえば、対象者からです(保険制度ではありますが対象者負担は増加しています)。要するに、出世するかしないかは対象者にとって有益であるかどうかで判断されるのです。あなたが「対象者に医療・介護・福祉を提供するチームの一員として誠心誠意(知識と技術)で作業療法を提供し、結果を出すこと」で評価されるのです。多くの専門学校卒の作業療法士が有名な病院の作業療法部門のトップ、リハビリ部門のトップをしています。「どこで学んできたかではなく、これまで何を学んできて、いま何を学び、今後どうなるのか、これまでの経過と今後への期待」が大事なのです。有能な作業療法士が出世することで組織は活性化し、対象者によりよいサービスが提供できるのです。有能さは出身校の名前とは関係ないのです。 冷静に今(現状)を分析し、適切な判断を行い、必要な行動をとり、成功していってください。あなたの成功は、個人の成功にとどまらず、チームの成功、組織の成功になるのです。 素敵な作業療法士を目指して頑張って行ってください。 応援しています。長々と失礼しました。
なるほど:1
出世といっても作業療法士ですから大企業での出世とは意味が違いますよね。小さな病院であれば、出世の内容は限られるでしょう。また、専門学校をでても同じ資格ですので年功序列が好きな日本だと不当な待遇を受ける可能性はあります。 ただ、きちんと学ぶと言うのは大切なことですし、ご自身が努力されてよい仕事をされたら待遇がよい病院に転職できるかもしれません。結局は働き始めてどのくらい仕事ができるか?で決まるような気がします。その際に基礎的な知識があればより効率的な仕事ができるのではないでしょうか。
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