解決済み
高校教員の複数取得について こんにちは。 高校教員の免許は複数取得することは 可能なのでしょうか? (例えば数学と英語など) また可能であればどのように取得するのでしょうか?大学卒業時に二つ取得できるのでしょうか? またその場合教育実習などは二回しなければならないのでしょうか? 詳しい方よろしくお願いします。
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>高校教員の免許は複数取得することは可能なのでしょうか? (例えば数学と英語など) >可能であればどのように取得するのでしょうか? 例えば、 「文学部国文科へ進学し、中学と高校の国語免許を取得して、卒業。 その後、 社会人として働きながら、 通信制大学で勉強し、中学と高校の英語免許を追加取得する」 ・・・といったことが、 可能です。 >またその場合教育実習などは二回しなければならないのでしょうか? ☆教育職員免許法第5条別表1「教員免許の新規取得」をもとに、高校英語免許を取得する場合 →教育職員免許法施行規則第20条では、 簡単に書くと、 (例1) 「中学英語免許取得に必要な教職科目・教科科目・教科教職科目の単位は、 卒業する時に中学英語免許を取得できる学部・学科・専攻で履修し、単位修得すること」 (例2) 「中学音楽免許取得に必要な教職科目・教科科目・教科教職科目の単位は、 卒業する時に中学音楽免許を取得できる学部・学科・専攻で履修し、単位修得すること」 (例3) 「高校家庭科免許取得に必要な教職科目・教科科目・教科教職科目の単位は、 卒業する時に高校家庭科免許を取得できる学部・学科・専攻で履修し、単位修得すること」 (例4) 「高校英語免許取得に必要な教職科目・教科科目・教科教職科目の単位は、 卒業する時に高校英語免許を取得できる学部・学科・専攻で履修し、単位修得すること」 ・・・となっています。 →そのため、 都道府県教育委員会が、 「教育職員免許法施行規則第20条の規定にもとずき、 高校英語免許を取得できる学部・学科・専攻で履修して、単位修得して下さい」 と、判断した場合は、 →上記の例の、高校国語免許をとった時に、とった単位のうち、 高校英語免許の単位としても共通で使えるのは、 日本国憲法・英語・体育理論・体育実技・情報処理の5科目のみとなり、 それ以外の教職科目(英語の教育実習を含む)+教科科目+教科教職科目=合計59単位全てを、 中学や高校の英語免許を取得できる学部・学科・専攻(通信制を含む)で、 全て再履修し、単位を全て取り直さなければならなくなる場合もあり、 ほぼ0からの再スタートとなってしまう可能性も、十分ありえます。 ※「高校国語を取得するために修得した教職科目(教育実習を含む)や教科教職科目の単位を、 高校英語免許を取得するために必要な教職科目(教育実習を含む)や教科教職科目の単位として使っても良いかどうか」など、 もっと詳しいことは、 必ず、 県庁などに設置されている 都道府県教育委員会の窓口に行って、相談し、 詳しい指示を受けましょう。 ☆教育職員免許法第6条別表4「他教科免許の追加取得」をもとに、高校英語免許を取得する場合 →この場合は、 ア)英語免許の「教科に関する科目」・・・20単位以上 イ)英語科教育法・・・4単位以上 合計24単位以上を、 昼間の通学の大学・夜間大学・通信制大学などで、追加履修・追加単位修得し、 県庁などに設置されている 都道府県教育委員会の窓口に行って、教員免許の発行申請すれば、 高校英語免許を取得することができます。 ※この場合、 ・英語科教育法以外の、残り全ての教職科目 ・教科または教職に関する科目 ・英語の教育実習 ・教職実践演習 ・・・の再度の履修は、 全て一切不要です。 →もっと詳しいことは、 県庁などに設置されている 都道府県教育委員会の窓口に行って、相談し、 詳しい指示を受けましょう。 ☆教育職員免許法第6条別表4「他教科免許の追加取得」で取得する場合、 (例) A県 卒業した大学の、 ゼミ教員の書いた「人物に関する証明書」でもOKです。 B県 卒業した高校の、 クラス担任の書いた「人物に関する証明書」でもOKです。 C県 C県教育委員会の職員が面接を行い、 C県教育委員会で、「人物に関する証明書」を作成いたしますので、 「人物に関する証明書」の提出は、一切不要です。 ・・・と、 都道府県教育委員会によって、対応が異なり、 勤務先での書類記入が、一切不要な場合もございます。 →ですから、 とりあえず、まずは、 県庁などに設置されている 都道府県教育委員会の窓口に行って、相談し、 詳しい指示を受けましょう。
可能です。 ただ、希望する両方の免許をとれる大学は、少ないかもしれません。 卒業後、通信制の大学に編入して、もうひとつの免許をとる方法があります。 同じ校種であれば、教育実習は、1回で済む場合があります。
可能ですが、そんなことしても意味ない。 自分がどの教科を教えたいのかを真剣に考えて、その教科の免許をとること。 どちらかというと、決めた教科で中学・高校の2つを取る方が大事。
うーんと・・・ これはムズかしい回答になります。 まず教員免許っていうのは文部科学省がどの大学のどの学部学科で免許が取れるのかをかなり細かく決めています。 なので1つしか取れないと定められている大学に入学したら絶対に1つまでしか取れません。 逆に2つ以上取れると定められている大学であっても、教科が決められています。 2つ取れる大学で一番多いのが、地理歴史と公民が取れるケースです。 次が国語と書道とか、美術と工芸とかです。 ただし何度も言いますがこれらの免許でも1つしか取れない大学は沢山あります。 ちなみに1つしか取れない大学だった場合で2つ目を取りたければ、大学を卒業後に別の大学に入って取ると言う方式が基本になります。 なお・・・ 教員免許の取り方って、実は2種類あります。 ・大学で単位を取り申請する方法 ・教育職員検定に合格する方法 です。 この中の教育職員検定っていうのは、免許保持者しか受験出来ない検定の事です。 教員免許保持者しか受験出来ないと言う事は、この方法の場合は絶対に卒業時には無理と言う事です。 と言うのも、大学で単位を取り申請する方法の場合、以下の3つの条件を満たしている事が条件です。 ・免許用の単位を全て取得 ・大学等の卒業 ・教育委員会に免許申請 です。 条件の中に大学等の卒業があるので、教育職員検定は卒業後では無いと受験出来ないんです。 じゃあ2つ以上免許が取れる大学の場合ですが、卒業時に2つ取ろうとすると免許用の単位がそれだけ増えます。 ちなみに教育実習についてですが、これは基本は1回だけでOKです。 が、稀に2回の人もいます。 と言うのも、免許に必要な教育実習の時間が違うんです。 質問にある英語と数学の場合、英語は最低90時間、数学は最低45時間の実習になります。 なので数学用に45時間だけ実習をやったとしても、英語には足りません。なので再実習になります。 でも英語が先だったり、数学でも90時間やってしまった場合には再度の実習に行く必要はありません。 なので2つの免許を取る予定の人は、1回になるように実習の期間などを調整します。 と言う訳で、基本は1回になるんですが、稀に2回になる人が居るんです。 ちなみに卒業後に教育職員検定で追加する場合には、そもそも教育実習は不要と言う事になっています。なので教育職員検定の場合は実習はありません。 とりあえずは仕組みとしてはこんな感じです。 ただ・・・ 実際には英語と数学のような取り方をする人はほぼ居ないでしょう。 と言うのも、東京都や横浜市などの大都市の場合、中高一貫校が沢山あるので、そもそも高校以外に中学の教員免許も無ければ採用試験を受ける事すら出来ないと言う地域があります。 こう言う地域の場合、高校の英語と数学を持っていても絶対に教員になる事は出来ない訳です。 なので普通は高校数学を取るなら中学数学も、高校英語を取るなら中学英語も、っていう感じの取り方をする人が大半です。 仕組みとしては高校を2つ以上取る方法はあるんですが、現実問題として役に立たなかったりする事があるので取れるのであれば中学と高校のセット取得をお勧めしますよ。 長くなりましたがとりあえずはこの辺で。
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