解決済み
歯科医師国家試験の合否は、点数ではなく「上位から数えて○○人」になったって本当ですか?春から歯科衛生士の専門学校に通い始めた学生です。 友人が違う歯科衛生士専門学校に通っているのですが、そこの学校で、 「歯科衛生士は6割点数が採れれば全員合格できる。歯科医師も昔は決められた基準点を満たした人は全員合格だったが、現在は歯科医師飽和時代ということもあり、上位から何人までが合格という基準になった。いい点数をとっても、もっといい点数の人がいたら合格できない。」 と言われたそうです。 でもこれが本当だとして、10人受験して上位5人だけしか受からないとして、満点が6人いたら、どうするのでしょうか? 私なりに調べてもそのような情報は出てこないし周りに最近歯科医師の国家試験を受験したという人もいないのでこちらで質問させていただきました(^_^;)
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歯科医師の免許を取った直後に行う研修の予算が 予め決定されていて、その予算には研修歯科医へ支給する 給料も含まれています。 そのため、合格人数を何人とするかが先に決まっていて、 大体その人数となるように合格者を調整しているというのが 実情だと思います。 上位何人ではなく、合格の基準は合格人数の調整後に、 特に理由は公表されずに発表されます。 試験後に不適切な問題を削除問題としたり、 領域で分けて各領域ごとにボーダーラインを設定したり、 禁忌選択肢を設定したり、必修問題の削除問題を調節したりで 合格できる人数を調整しているようです。 ボーダーとされる点数の設定理由や、禁忌選択肢とされる理由や 削除問題となった理由などは公表されておらず、闇の中です。 そのため、総合得点の上位〇〇人が合格ではありません。 総合得点であれば受かるはずの実力があっても、 正解した問題が不適切問題にされて削除されたり、 選んだ選択肢を禁忌選択肢とされてしまって合格できなくなる ケースもあると考えられます。 絶対に有り得ない、起きてはいけないことだとは思いますが、 誰かを合格させるために、ある領域だけボーダーラインを下げたり、 代わりに誰かを落とすために禁忌選択肢を設定するということが 絶対に起きていないとも言えません。 その疑惑を払拭するためかどうかは分かりませんが、 歯科医師国家試験での「禁忌選択肢」をなくす方向へと 動いているようです。 歯科には色々な治療のやり方があり、歯をどのように処置しても、 生命に関わるような大問題が起きることはほとんどなく、 何をもって「禁忌」とするのか根拠は乏しいですからね。 口腔外科や歯科麻酔科などの領域で、 本当に患者さんを死なせてしまうような選択肢であれば、 それは禁忌でも良いのではないかと思いますが・・。 それから、歯科医師国家試験は、かなり難しいものであり、 更には毎年、正答とされる答えに異論を唱える専門家も出るほど 意見が割れる問題も多数出題されます。 (それは、色々な治療方法があるからでもあります。 派閥によって考え方が違うということも影響しているでしょう。) 10人受験して、6人も満点には絶対にならない試験です。 問題数も300~400ほどありますし、二日かけて行います。 平均点が6割ほどであり、8割取れる人は受かっているだろう、 7割の人は、領域ごとのボーダーラインや必修問題の取りこぼしで 合否を分けるだろうと言われています。 また、6割以上取れている人がほとんどなので、 落ちた人も5割以下となってしまう人はあまりいないと言われます。 6割台のところにかなりの人が集まっていて、 各領域のボーダーラインすれすれのところで、1点足りない人、 禁忌問題を選んでしまった人、単純ミスでマークシートの マークミスなどが命取りとなって落ちてしまう人などがいて、 不合格の人が全くできない人とも言えず、 むしろ、今の受験生は全員、かなり歯科に詳しいです。 (恐らく、昭和の時代に合格した先生は、特別な勉強をしてなければ 知識面では、今の受験生にかないません。) 歯科医師の免許のある私よりも国家試験問題に詳しい生徒が、 かなり多くいて、受験生の方が知識が豊富であったりもします。 そのくらい勉強していても不運で落とされる人が毎年何人も 続出しています。
数年前から定員制になったというのは事実のようですが、さすがに満点の人は全員合格するはずです。 今年度は上位2000名ぐらいまでが合格できましたが、巷間では来年度の合格は上位1800名とも言われています。 受験者全員が満点なら全員合格できますが、そんなことは現実的にはあり得ないということです。 どうぞご理解のほどを。
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