解決済み
アクチュアリーとはごく簡単にいえば、保険・年金などの数理の専門職になります。 保険や年金では、普通の商品とは違い、先にお金を収受し後からそれに見合う対価(保険金、年金)を支払う仕組みになっています。(原価の事後確定性) そのため、将来の支出を予測しそれに見合う(年金)保険料を収受しなければならないのですが、その算出には確率や統計の知識が必要になるため、そのような知識・経験を持った人々が関与します。 また、 (1)各保険会社は保険計理人を任命し保険数理に関与させ、保険計理人は毎年度の決算に対して意見書を提出することが求められている。 (2)年金基金(厚生年金基金や国民年金基金)から厚生労働大臣に提出する年金数理に関する書類について、年金数理人が適正な年金数理に基づいて作成されていることを確認し意見を述べることが求められている。 のですが、これらのポジションにつくためには(基本的には)日本アクチュアリー会正会員資格が前提になっています。 仕事の、詳しい中身については、 先にあげられた http://www.actuaries.jp/actuary/index.html のほか、 http://www.shigotokan.ehdo.go.jp/jjw/servlet/gaisetsu/nanikana?jobID=0000116 などもご参照ください。(ただし、ここでは「生命保険会社では」とありますが、損害保険会社でも保険計理人が必要) 日本アクチュアリー会正会員になるためには社団法人日本アクチュアリー会が実施する資格試験に合格する必要があり、その全科目に合格することが求められます。 学校や予備校のようなものはあまり完備されていないので(大学などで講座を開いていないことはないですが)、自習が中心となると考えられます。 過去問題集を購入し出題傾向をつかみながら、指定の教科書・参考書を学習するという効率的な学習が望まれます。(教科書・参考書の中には必ずしもアクチュアリー試験のためだけに編纂されていないものも多いので、いきなり教科書・参考書を読むと試験とは関係ない事項の時間を空費する危険があります。) なお、大学3年から受験できますが、もし受験される場合は今年の試験の締切が9月5日なので十分注意しましょう。 http://www.actuaries.jp/examin/info.html
なるほど:5
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