外国語学部英語学科の大学に通う大学一年生です。実はまだ将来やりたいことがなく現在なんとなく勉強してる感じです。英語が好き…

Question

外国語学部英語学科の大学に通う大学一年生です。実はまだ将来やりたいことがなく現在なんとなく勉強してる感じです。英語が好きだからといってここに入学したものの将来英語だけではなにもできないと聞き、少し焦りすら感じています。
さて、この前ふとこの学科から出た就職先一覧を見ていたところ金融・保険業の欄に三井やみずほ等の名のある企業がありました。そこで、自分にも目指せるのではないかと思い色々と調べて見ました。が、資格としてなにが必要なのかもわかりません。それに、経済学部や商学部じゃないと厳しいという意見があったりと不安が膨らむばかりです。
そこで質問なのですが、一年生で時間がまだ残されてる今、なにをすべきなのでしょうか。時間が足りない、あの時ああしておけばと後悔したくないためこんな漠然とした質問ですが答えていただけると光栄です。

Answer 1

「金融・保険業の欄に三井やみずほ等の名のある企業がありました。そこで、自分にも目指せるのではないかと思い色々と調べて見ました。が、資格としてなにが必要なのかもわかりません」

「必要な資格」がないので判らないのも当然です。銀行員、保険会社社員に「必須の資格」はありませんから。単に採用試験に合格すればなれる、というだけのことです。但し、銀行などは入行してから取るように指示される資格、取ることを奨励される資格はいくつもあります。TOEIC以外は別に学生の時に取らなきゃならないようなものではないでしょう。

TOEICは学生時代に高得点獲得が必須です。。2011年に三井住友銀行が「全行員13000人に対して800点以上を目指せ」とハッパをかけて話題になりました。海外駐在員に必要とされるラインです。ということは、経済学部でもなく、商学部でもないあなたがアピールするためには、「800点じゃ足りない」と言うことですね。

商学部や経済学部より不利なんじゃないか、なんて考えても意味がありません。もう英語学科にいるんだから。「将来英語だけではなにもできない」のは事実ですけど、今は「英語だけは他の学部の人には負けない」ようになるのが先決、それ以外の事は入社してからでよろしいのです。TOEICのスコアが銀行が要求する水準をはるかに超えた時、まだ時間があればその他の資格（銀行員経験者なんかが書いている簿記とかFPとか、こういうのをとらされます、という記事は探せば見つかります）にチャレンジしてもいいでしょうし、いっそのこと他の外国語をビジネス会話くらい楽々できます、くらいのレベルにあげてもいいかもですね。

すでに４月から３ヶ月以上、あなたは道を歩き始めています。後ろなんてみずに、立ち止まらずに一心に歩くしかないのです。

あと、当たり前ですが、金融だけに絞らず、他の職種もいろいろ見てみましょう。名のある企業も今や10年先にあるかどうか判りません。私が若い頃、山一証券と言えば日本の四大証券会社の一つでした。1997年、いともあっさりと破綻、廃業しました。東芝と言えば日本が世界に誇ったメーカーでした。今はどうでしょう？銀行だって私が若い頃には沢山の銀行がありました。それらのいくつもが吸収合併の憂き目にあっています。「名のある」だけで会社を決めてはいけません。どうか広くいろんな業種、会社を見てみて下さい。金融よりも英語を活かせる業界だってあるでしょうし。その上で金融に行く、と決めた時慌てないように、英語はとことん伸ばしておきましょう。