解決済み
航海士をしている者です。 はい、その通りです。外航船の航海士になる為には、入社時までに、最低でも「2級海技士の筆記試験」に合格している必要があるでしょう。 また、そのような海事系の大学を出られますと、3級海技士の資格が取れますのも事実です。 (筆記試験は免除されますが、口述試験は卒業前に受けます。) そもそも海技士の資格を取るためには、筆記試験と口述試験が必要になります。 従って、2級や1級を取るためには、まず学生時代に筆記試験の勉強をし、国家試験を受けておく必要があります。 学生時代に合格していれば、社会人になってから勉強する必要がなくなるからです。 合格率は決して高くはありませんが、しっかり勉強すれば受かります。 そして、残りの口述試験についてです。 こちらは試験官と面接形式で問に答える試験です。 この「口述試験」を受けるためには、ある一定以上の経歴が必要になるのです。 海事系の大学に行くと、3級が取れると言いましたが、大学に行くと実際に大きな船に乗って実習訓練があります。それは、この「3級の口述試験」を受けるために、やっているんですね!! この乗船実習に行かなければ、卒業前の3級口述試験は受けれません。 それと同じように、2級や1級の口述試験を受けるためには、船会社に就職し、実際に船に乗って、経験を積まなければならないのです。 必要な年数は、船の大きさや航路などによって異なりますが、以下に大体の目安を示しておきます。 〇2級海技士の口述試験 航海士または、機関士として1年以上船で勤務した経験があると受けることが出来ます。 (船から降りて、休暇を過ごしている日数は加算されませんをつまり実際は1年より、もうちょっと長く掛かります。約1.5〜1.7年くらい掛かるでしょう。 ※フェリーの場合は特殊で、下船している日数も加算されます。入社してちょうど1年経てば受けれます。) 〇1級海技士口述試験の場合 こちらは航海士・機関士として2年以上の経験があれば受けることが出来ます。 ※この2年とは、2級海技士を合格してから起算します。 つまり、2級海技士の口述試験に合格しないと、たとえ何年船に乗って仕事をしても、加算されません。 まとめますと、卒業してから1級海技士を取得するまで、最短でも3年かかるという事です。 しかし、3年間ずっと毎日、休みなく仕事するわけではありませんよね?? なので、実際はもっと、4~5年くらい掛かるでしょう。 ※何度も言いますが、フェリーで航海士・機関士をしている場合は、特殊で、3年で取れます。 以上でお分かり頂けたでしょうか?? なにかご不明な点がありましたら、ご返信お待ちしております。
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