間違いなく「祝典ギャロップ」です。陸上自衛隊の車両行進(車両のパレード)で必ず使われる曲です。 (全曲版) https://youtube.com/watch?v=Fqrf0oL98xk (使用例) https://youtube.com/results?q=%E8%A6%B3%E9%96%B2%E5%BC%8F%20%20%E5%BE%8C%E7%B7%A8&sm=12 作曲者は須摩洋朔氏。帝国陸軍軍楽隊出身で、警察予備隊音楽隊~保安隊音楽隊~陸上自衛隊中央音楽隊の隊長を長く務めた、陸自音楽隊の父というべき方です。 まず、この曲は警察予備隊以来の陸自のオリジナル曲です。旧軍の曲ではなく、警察予備隊創立1周年記念式典のために作曲され、以来ずっと使われ続けていますから、陸自音楽隊を象徴しています。 また、近年の陸自の各音楽隊では、この曲は演奏回数が多い曲のひとつで、延べ演奏時間は最長となっています。 音楽隊が参加する式典では、最も演奏回数が多い曲は、国旗に対して開式直後と閉式直前の都合2回必ず演奏される「君が代」です。次に多いのが、栄誉礼の際の「栄誉礼冠譜及び祖国」と、巡閲の際の「みくにの盾」。その次に多いのが、創立記念行事等ではもれなく実施される車両行進の際に必ず演奏される「祝典ギャロップ」です。しかも、車両行進の間はずっと演奏され続けるので、延べ演奏時間は間違いなく最長です。 他の回答にある「陸軍分列行進曲」は、各地の創立記念行事の3割程度でしか演奏されていません。これは徒歩行進用の曲ですが、近年の陸自の創立記念行事のパレードの半分程度は車両行進のみで徒歩行進がありません。陸自の部隊は完全車両化されていますし、徒歩行進は時間が長くなるうえに事前訓練が大変なので割愛されることが多くなっているのです。しかも、徒歩行進の行進曲として「大空」(「祝典ギャロップ」と同時に採用された曲)か「凱旋」(陸自50周年記念曲)を使うところも多く、「陸軍分列行進曲」の演奏頻度は「祝典ギャロップ」の半分もありません。 そして、一般の人がいちばん耳にしている曲も「祝典ギャロップ」です。YouTubeやニコニコ動画で最も多く再生されている陸自の音楽隊演奏付動画は、戦車等の装甲戦闘車両のパレードですが(最人気の射撃演習の画像は音楽隊演奏なし)、バックには必ず「祝典ギャロップ」が流れています。つまり「祝典ギャロップ」=「陸自戦車の登場曲」なのです。
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