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日本の医師事情

日本の医師事情ある本で、日本の医師は多すぎて、新人にはオペの機会がほとんどないと書いてあったのだが、医師不足とどちらが正しいのか?

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    総数的には、医師と名のつく人は毎年数千人の単位で増えています。 それでも特定の地域・診療科目で医師は不足しています。 その医師不足の原因の一つとされるのが、04年に始まった臨床研修制度です。医師免許を取った若手医師はそれまで、すぐに専門診療科を決め、卒業した大学の医局に入るのが一般的でしたが、新制度では、2年かけて複数の診療科を経験することになりました。 その結果、 若手医師を管理する医局制度が崩れ出しました。 昔の若手医師は医局に進路を決められていましたが、今では自分で進路を決められるため、研修中に診療科によって勤務の厳しさに違いがあることを知った医師が、楽な診療科へ流れています。 また、地域医療の要である地方の大学病院は当直や手術で激務である為人気が無くなり、そのため医局から地域病院へ派遣していた医師を引き上げざるをえなくなっています。 小児科や産婦人科は人気が無く、眼科や皮膚科は大人気です。 都心の病院の眼科に10人以上の新人が集まる一方、地方の大学病院に1人も来ない「診療科内格差」が起きています。 日本皮膚科学会の塩原哲夫理事の言葉ですが、 「臨床研修は『青い鳥』を追う若者をつくってしまった。皮膚科でも当直はある。命にかかわる病気もある。そうした現実から逃げ、『もっと幸せな職場』を探す若者が目立つ」 というのが、今の若手医師の実態を上手く表現していると思います。

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