公認会計士か地方上級か、ベターな選択肢について。

Question

公認会計士か地方上級か、ベターな選択肢について。千葉大学に通う者です。
現在経済学科に所属しており、独学で日商簿記2級を取得し現在日商簿記1級を目指して独学で日々研鑽を積んでおります。
2013年6月の試験で簿記1級に合格を決め、その後は資格学校を利用し2～3年程で会計士を目指そうと考えておりました。

しかしながら、以前から言われていることですが、会計士の資格を取得したところで大手監査法人への就職は難しい現状があり、
千葉大学程度の学歴では、土俵にすら上がれないのではないかという懸念があります。

そこで地方上級についても少々調べたのですが、
千葉大学出身ですので、例えば千葉県庁などを志願する場合には逆に学歴でアドバンテージが得られるのではないか、
また何と言っても公務員ですし、民間企業と比較すると明らかに安定しているように感じております。

両親は「公務員なんて･･･」といった論調で、平生よりテレビ画面に不満の言葉を投げまくるような人間ですが、
会計士と公務員、両方の対策を並行することが出来ない以上、ある程度の方向性を固めたいと考えております。
そこで、皆様にご意見を伺いたいと考えております。

何か明確な根拠に基づいたものでなくても、主観的な、偏見の混じったもので構いません。
会計士と公務員、どちらの選択肢がよりよい判断になり得るでしょうか。

Answer 1

安定を重視し、勤務先として比較して考えるならば公務員だと思います。

他の方が会計士の就職が回復してきた旨を仰っていますね。正しいのですが、会計士をとりまく市況が回復したわけではありません。監査法人は大量リストラをすることで、新卒の採用人数を確保しただけです。

ちなみに私は地方公務員が大嫌いです。知人や親族にも地方公務員がいますが、これまでもこれからも地方公務員の適正化に資する政党に投票します。

地方公務員になった方が良いという書き込みをしなくて済む日が来るのを待っています。

Answer 2

難しい選択ですね。
まず、公認会計士について。ここ最近の公認会計士の就職状況は厳しいのが現状ですが、こと2012年の就職状況に関しては、改善の兆しがみられ、合格したにもかかわらず、就職できなっかた方々は2009、2010,2011年の時と比べてかなり減少したみたいです。金融庁は試験合格者の就職難を受けて、将来に向けて、合格者をより一層削減していくと公言していますし、2，3年後には今のような過剰な買い手市場は収束していると思いますので、とりあえず、監査法人の就職に関してはあまり心配なさらなくて大丈夫かなとは思います。また、千葉大学に在学とのことですが、千葉大学でも十分です。と言うより、受かってしまえば、大学名に関係なく、皆同じ土俵です。面接で上手く受け答えて良い印象が残せれば、大学名や年齢はあまり関係なく内定は出るようです。現に難関大在学中に合格して内定をもらえない学生もいれば、その逆のケースもままありますから。一番の問題は公認会計士試験に合格できるか、この一点に尽きると私は思います。公認会計士レベルの資格になると、どう逆立ちしても合格できないという方達が数多く出てきます。正直言って、全くの素人の状態から2年やそこらで合格できる人間は100人に1人でもいれば良いほうかなと思います。5年かけて合格できても万歳な世界です。合格者の裏にはその何倍もの不合格者がいるのです。非常に厳しい世界です。何年も勉強に費やして、合格できなったのでは、骨折り損のくたびれもうけです。質問者様は今年の6月に日商1級を受けるそうなので、その試験の出来によって目指すか目指さないか判断するのも良い考えだと思います。

一方、公務員について。公務員であれば、質問者様は千葉大学に籍を置いているということで、勉強は得意な方でしょうから、今からしっかり公務員対策の勉強を行っていけば、まずペーパー試験は普通に通ることができると思います。また千葉県庁ということで、OBに千葉大学の方も多いはずですから、質問者様の学歴はむしろ有利でしょうから、面接を上手くやり過ごすことさえできれば、内定はもらえると思います。そして、千葉県庁だけでなく、国家公務員その他の公務員採用試験も数多く受けられるでしょうから、リスクヘッジもしやすいでしょう。また、今のうちに公務員の勉強を開始すれば、並行して民間企業も受けられる時間は十分とれると思います。その点、公認会計士は試験一本なのでリスクヘッジは利かないですね。難関資格試験は人生を棒に振る可能性が大いにあるので、目指すかどうかは慎重に検討せんばなりません。

最後に私が質問者様の立場であれば、公務員を目指します。その理由としては、①やはり公務員試験のほうが勉強量は圧倒的に楽ということ。②採用されてしまえば、とりあえずリストラされることは滅多になく、転勤もないこと。③公認会計士試験はその労力に比して見返りがはっきり言ってそれほどないこと。等が挙げられましょうか。