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消防法による完成検査と保安検査の主な違いは何でしょうか。 今回はタンクローリー(高圧ガス)が対象でした。

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    お疲れ様です。ミスター高圧ガスと申します。 まずその法規制は「消防法」ではなく「高圧ガス保安法」です。 高圧ガスの入ったタンクローリーのうち、ポンプ、コンプレッサーなどの一定能力以上の処理設備といわれるものを積んだものに限っては、あらかじめその設置に対して許可を受けなければなりません。 完成検査は、その許可の内容にしたがって ①タンクローリーの製造設備が(基準に適合して)作られているか ②タンクローリーを置く容器置場が基準に適合しているか について検査を行うものです。合格していれば、その後「完成検査証」が交付されます。 一方、保安検査は、その後一年に一度ずつ上記①及び②についてその基準が維持されているかどうかについて検査をするものです。完成検査当時は新品であっても、経年劣化で傷みが出てきたり、不具合が発生していないかを確認していきます。 検査する項目は完成検査も保安検査も同じですが、検査の方法については若干異なっています。 高圧ガス保安法のこれらの検査は、主に都道府県職員が行いますが、市町村にその権限を委譲しているところでは市町村の職員または消防署の職員が行うこともあります。 また、指定保安検査機関といって、保安検査を行うために国又は都道府県の指定を受けた民間事業者に保安検査の申請をすれば、この指定保安検査機関でも保安検査を行ってもらうことも可能です。

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