有給買取と有給消化しての退職（？）…違いはなんでしょうか？

Question

有給買取と有給消化しての退職（？）…違いはなんでしょうか？退職をします。有給はほとんど使えない職場のため、３５日位有給が残っています。
有給分を考えて６月２０日付で退職願を出しましたが、「有給分買い取りで、退職日は５月２０日付で」と言われましたが、
違いはなんでしょうか？？
保険等の支払いの部分でしょうか？
有給分買い取りを承諾するとこちらの損になったりしますか？

またまた無知な質問で恐れ入りますが、教えてください。。

Answer 1

有休の買い上げは禁止されています。
退職して消滅した有休の買い上げは禁止されているわけではありませんが、買い上げは任意であり、買い上げ価格は決まっていません。
有休は通常賃金または平均賃金で支払われるのがふつうですが、消滅した有休の買い上げは事業主が１日１０円といっても通ります。本来ゼロ円です。
また、約束を反故にして買い上げしてくれなくても、労基署は応援してくれません。買い上げは本来禁止されているからであり、消滅した有休の買い上げは任意であって義務ではないからです。

保険も関係あります。
有休取得なら在籍していますので、社会保険も退職まで資格喪失できませんが、買い上げということなら、退職するわけですから資格喪失します。そうすれば、会社負担分は不要となりますので、たとえ買い上げを、通常の有休買い上げと同様の価格で買い上げたとしても、保険料負担分が節約できますから、会社にもメリットがあるということになります。
労働者からすれば、買い上げてもらえば、社会保険の資格を喪失してしまうので、国民年金や国民健康保険に加入しないといけないということになります。