演劇とか映画で例えば『〇〇プロデュース』『プロデューサーは××』等と書かれております。プロデューサーの仕事とはなんでしょ…

Question

演劇とか映画で例えば『〇〇プロデュース』『プロデューサーは××』等と書かれております。プロデューサーの仕事とはなんでしょうか？出資をしている人？何かを提供している？現場に詳しい方，具体的に教えて下さい。

補足

また，「何でも聞くな」という人が現れそうです（笑）。具体的な例をあげます。さる演劇で，『田中プロデュース』みたいにかかれてありました。但し，田中という人物が陣頭指揮を執っているわけでもなさそうですし，作品全体の傾向は，脚・演出家のものそのもので，そうなると，田中は何をしているのだろうか？自分的には，出資のようなことをしてるの？と考えてみたりしたのですが...いかがでしょうか？

Answer 1

あまり知られてないようですが、プロデューサーの一番大事な仕事は、
『企画を立てる事』です。
なので、田中プロデューサーが企画を立て、この作家にこんなストーリーを書かせ、この演出家を使い、この俳優達をキャスティングしようと、ここまでセッティングしたら、現場で何も指揮しなくても、それは完全に田中プロデュースです。
企画を考えそれを採択させ、優秀なスタッフ・キャストを集める人脈と能力があれば、相当腕のあるプロデューサーです。そして作品がヒットすれば完璧です。作品を作るのは、作家と演出家(監督)にやらせればよいのです。
但し、常にヒットを飛ばせるプロデューサーは、作家が行き詰まったスランプの時に、ストーリーのアイデアが的確に出せる才能を持っています。脚本は作家が書いているように見えますが、半分以上プロデューサーがアイデアを出しているなんていうのはよくある話です。

Answer 2

そうですね、プロデューサーは現場ではなくもっとおおきな事業全体の陣頭指揮を担当しています。
一番の権力者です。

例えば、演劇、映画に出資してくれそうな人から出資してもらうこと、作品全体の傾向を表す脚本家・演出家にオファーし、仕事に加わってもらったり、実はとても大事な仕事です。

つまりはこの人がいなければ始まりませんね。

小さい劇団だとやりたいことがあっても予算上できなかったりすることがありますよね。
でも顔の広いプロデューサーがいれば、色んな方面からの支援を取り付けることができます。

あとは、芝居に役者を呼びたいときもプロデューサーの力の見せ所です。

自分で演劇、映画をやる場合、監督がこういった何かを集めてくれそうな人をプロデューサーとして依頼し、
いろんなツテを使って演劇、映画に人を呼び込んで準備OKとなるのです。

もし美術などに絶対的なこだわりがないのであれば、製作会社に外注したりしますが、
外注する、という決定権をもっているのもプロデューサーなんですね。