経営コンサルタントについて、質問させていただきます。 今おつきあいしている相手が、一部上場企業で経営コンサルタントをし…

Question

経営コンサルタントについて、質問させていただきます。
今おつきあいしている相手が、一部上場企業で経営コンサルタントをしています。ほとんど休み無く朝から晩まで働いていますが、他の企業でも、そんなに忙しいものなのでしょうか？たまに休日があっても、家で仕事をしながらの休みなので、明確な休みがないそうです。「仕事に終わりというものがない」とも聞きました。
管理職で部下も７０名ほどいると聞き、それだけでも大変そうだとは思います。
私自身経営コンサルタントの仕事自体、あまりよく理解していません。
詳しい方がいらっしゃいましたら、ご教授のほどお願いいたします。

補足

回答ありがとうございます。彼は京大工学部出身で、現在は電機メーカーで４社目です。転職の多い仕事と聞いて安心しました。終電・徹夜・深夜の部下からの連絡・突然の出張は普通で、デートのドタキャンも普通・・・。「仕事の理解を」と言われても漠然としか分からず、会えない不安と不満が大きくなり、彼との付き合いに疑問を持ちつつずっと悩み続けてきました。これからは、もっとしっかりと理解しようと思いました。

Answer 1

どのようなインダストリーの経営コンサルかわかりませんが、自分自身の大手システムコンサルの経験と大手外資系コンサルの経験からお話させていただきます。

先ずコンサルという仕事は、平たく言うと、外部の人間がクライアント（ある会社の役員、社長）に対して、あーしたらいい、こうすべきだと改善提案を行い、サービスを提供した満足料金を支払ってもらう仕事です。ですから、常に高い専門性と知識、経験がなくては、高い満足料金をクライアントからいただくことはできません。（中身や意味のない提案に何百万、千万、億なんて払いませんよね！）

例えば、世界的には今後、中国からタイへシフトしていくので、タイへ進出するパッケージ（現地資材調達の方法や法律から何まで）を提案するとか、中国人労働者との交渉方法だとか、会社の事業を継続するためにどうするかとか、節税対策で役員保険を提案するとか、オフィスの賃料改定（会社にとっては引き下げ）提案するだとか、財務戦略として今後のｘｘに備えて資本を増資しておくべきだとか、合併や統合の手順をサポートしたりだとか、会社が経験したことのない問題について、幅広い経験から、知識を提供するわけです。

（※）コンサルタントは多くの場合、提案や経営の問題解決、戦略提案、経営リスクの評価などを行いますが、その限りで、その先の実際に提案業務を実行する作業者となることは先ずありません。

そして満足度を得るために、本を読んだり、人脈を広げたり、急な依頼にも、顧客が想像する以上のレスポンスを返して満足度が得られるため徹夜で対応したりは、ごくごく当然のことです。毎日深夜３時、1週間泊り込みということも、世界最大手のファームのコンサルでも（だからかもしれません）よく聞く話です。

世界最王手のファームだからこそ、というのは勝ち続けるためには即時クライアントの連絡に他のコンサルタントよりも一早くこたえるためという意味で、休みがないというのも本当です。外出先でもスマートフォンでWORDを見たりメールを返信したりします。

くだらないことと思われるかもしれませんが、コンサルタントとして説得力を高めるためには、それなりの身なりや、難易度の高い資格の取得や、有名企業に勤めていたなどのキャリアブランドも重要です。

通常、財閥系の上場企業であれば、ある程度の管理職ともなると、暇になって楽できるのが当然だと思いますが、経営コンサルの場合は、関わるクライアントの数も多くなり、打ち合わせや出張、提案活動のための人脈構築、コンサルタントとしての専門性向上（セミナー開催、出席（クライアント開拓を含む）、資格取得）や執筆活動などなど。通常は移動と打ち合わせだけで日中は終わり、超多忙となります。

一部上場？のコンサルというくくりではイメージがつきませんが、大手のコンサルというと、どこもこんな感じかと思います。コンサルは転職も多い業界（収益を上げられなければ首、事業会社からの年収UP狙い）ですから、常にポジティブで忙しく勝ち続けなくてはいけないと思います。クライアントに仕事をもらう、仕事ですから忙しいのはいいことだと思います。