履歴書の行数が少ないところに書くのならまだ 良いですが、それを口頭で告げるのはかなり無理があると 思いますよ。 まず、前職の製造業の経験ってどんな経験をされたのかが 分からない。一重に製造業といっても工員として物を造る 部署から購買、品質管理、技術、営業、マーケティング、 経理、総務・・・・など様々な部署に分かれているでしょうし、 かりに工員だとしてもその中でも細かくラインや担当が 分かれているでしょう。同じ工員で同じラインでも責任ある 立場の仕事をしていたのか、それとも平の工員として 働いていたか・・・でも経験が違うし、仕事の濃さや内容も 違ってきているはずです。その辺の事が思いっきり省略されていて 相手に内容が伝わってきません。 同じく、学生の頃のクラブ活動ですが、何をされていたのか。 体力と言うくらいだから、運動部だろう・・・とは想像は付きますが、 それ以外にさっぱり分かりません。 それに運動部であれば体力が付くのは当たり前の話で、 その同じ運動部でも何か特別な事や実績を残したのであれば その体験談などを交えないと・・・。仮に「僕は野球をしてきたので 根性があります」・・・・と言っている様なものです。根性を つけたいのならば、何も野球でなくても良いですし、運動部で なくても根性をつけれる場所は無数にあります。 何故、野球だったのか、野球でなければ学べなかったであろう事、 野球をしたことで、身についたこと、それが具体的に仕事で どう活かせるか・・・などを言わないと相手には伝わりませんよ。 また「全力で頑張りたい」・・・・これは働かせてもらいたい・・・と 言う事で面接を受けに来るのだから、当たり前の事です。 逆に「御社には入りたいが、頑張りたくありません」なんて人は 見た事も聞いたこともありません。それだけに、誰もが 「入社して頑張りたい」・・・と思うのは当然の事です。 よく「がんばります」・・・と言いますが、じゃあ、具体的に 「何を、どう頑張るの?」・・・と聞かれれば、一つ覚えのように 「頑張ります」を連呼する人は大抵口を噤みます。 要するに根性論だけで話をしているだけで、根拠も目標も 無い訳ですね。それでは、内定はおろか、入社後に社員として 働いても何も実績は残せない人になってしまいます。
中途採用ですからもっと具体的に。 まず、前職でどんな仕事内容をどの立場(役職)でやっていたか。例えば前職が製造の部署でも、「工場の作業員」か、「作業員を教育する立場」か、「生産管理」かでは全く違います。 次に、その経験が新しい会社で何に生かせるのか。 あと、「クラブ活動での体力」と、「全力で頑張る」は聞かれたら答える程度が良いかと。 それより、あまり力まずに落ち着いて具体的に話して下さい。中途採用ですから、前職での経験に基づく余裕と、経験があるのに謙虚な態度だったら好印象です。
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