回答終了
【大学教員の仕事について】 ・大学教員は、主な仕事に講義と研究があると思うのですが、専門分野の研究が好きだから何十年も研究しているわけで、研究に飽きを感じることはないのでしょうか?・大学教員にはタイムカードがないことが多いと耳にしましたが、講義など必要に時にさえ来れば、いつ来ようがいつ帰ろうが、欠勤しようが自由なのですか?大学という組織に属しているという感じではなく、個人事業主の集まりという感じなのでしょうか?
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一部のご回答には賛同できないので,コメントしておきます。 元教員です。 教員の仕事は,昔から教育と研究と大学運営でした。最近は それに社会貢献まで加わっていて,さらに運営費交付金が 減っていることから,研究費獲得営業まで増えました。 教育には,講義と学生の研究指導が含まれます。講義だけで はありません。大学運営は主に教授が担当し,准教授や助教は 学科内運営にほぼ限定されています。教育と研究は,結果的 には,教員がしている研究を支援する仕事に相当しますから とても大事な部分です。3年生までの基礎をちゃんと教育しな いと卒論の研究が滞る可能性があります。 という状況ですから,休講は原則不可です。まして私用の休講 は論外だと僕は思っています。講義と教授会・教員会議は日程 が前年度末に決めてありますから,これをさぼってはいけない わけです。それ以外は,既にご回答があるように裁量労働制が 研究を業務としている人には適用されていますから,毎日やる べきことを大学で実施してさえいれば,事務も何も言いません。 兼業で学外の仕事をしても,その時間数が本務に影響を与えない 限りは認められますから,テレビに出演する教員はその範囲で 兼業をしているということです。 逆の言い方をすると,大学に来られない理由が無い限り,大学 には8:30から17:15まではいることを事務は想定して います。僕が勤めていた学部では,毎日の勤怠表を提出する ことになっていましたし,残業に相当する時間が法定基準を 越えた場合は学内の産業医との面談が義務付けられていました。 研究ってのは楽しいんですよ。10年もしたら,もう終わった 部分もあるでしょうが,新しく出てきた課題もたくさんあるわ けです。大学のガバナンスに興味がある先生以外の多くの先生 は,朝起きて夜寝るまで,あぁーだこぉーだと研究のことを 考えたり実験したり式をいじりまわすのが大好きなわけ。 だから,例えば夏休みの一ヶ月を米国大学の先生のところで その大学の学生指導をしながら研究できるというのは,もう 天国なわけ。その先生からも新しい課題をもらえますし, こちらがかかえていた疑問を解決できたりする。しかも, 朝宿所で起きたら大学に行って勉強と研究。昼休みは先生や 学生とランチ。午後も勉強。夕方は安いレストランで夕食を とってまた大学で勉強。そして宿所にもどって寝る,という 毎日。週末はコインランドリーで新聞を読む。これが天国。 また退職した知人の先生からの感想を聞いたことがあります が,退職後にある企業の相談役のような役職で自由に実験が できる地位につくことがあるそうです。すると,学生指導が 要らない・学術的な普遍性や論文執筆の義務が無い,思い ついたことを実験することができる・・これも天国なんだ そうです。
大学教授です。 ・何十年も研究していて、研究に飽きないのかとの質問に対して そもそも何十年も研究していれば、研究内容が深まり、あらたな問題に対して検討していくことになります。 要するに、実質的にみて何十年も同じこと、同一のことばかり研究しているのではなく、形式的には同じ分野の研究をしているだけです。研究は深めれば深めるほどに新たな疑問や問題点が出てきますので、それに対し研究していきます。また、新たなアプローチや新たな視点で研究をすることもあり、その場合はこれまでとはかなり違った研究内容になります。 ・大学教員は個人事業主なのかという趣旨の質問に対して タイムカードがない大学の方が多くご指摘の様な働き方が一般的ですね。それは、大学は、専門職型裁量労働制を採用しているからであり、時間単位で労務管理をすること自体が大学教員の専門性や研究の特殊性を無視した方法になるからです。、ご指摘の様な感じであることは概ね事実です。同様の働き方をしている業種として、マスコミや出版業界(の一部)を指摘できます。 ただ、ごく一部の大学では、休講をよほどのことがない限り認めないという硬直的な運用をしているところがあり、研究者の自由を縛っていると考えられます。休講ばかりなのは問題ですが、だからと言って、私用休講を禁止している大学はやり過ぎ、事務職員でさえ年次有給休暇の範囲で休めるのにその権利行使を認めないのですから、コンプライアンス違反になるのではないかと考えられます。そのような大学に未来はないでしょう。 このように今の大学はことあるたびに、大学教員の自由を制約してきました。ですから、完全な個人事業主ではありません。 但し、大学教員はそれぞれが研究室を有しており自由に研究をしていますし、そうでなくては困ります。大学も組織である限り、学部長や学長は所属長なり上司になりますが、まともな研究者である限り、職務命令だ、上司命令だみたいなことは言いません。お互いが研究者であることを尊重し、平等に接するのが大学という世界のカルチャーです。
人によってはあります。 そもそも「欠勤」というものがないです。いえ、大学という組織に所属するサラリーマンあるいはみなし公務員です。
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