海のはじまり。水季は図書館司書でしたが、資格は大学中退でもとれたのですか。図書館司書は国文科や資格がいる職種だとおもうの…

Question

海のはじまり。水季は図書館司書でしたが、資格は大学中退でもとれたのですか。図書館司書は国文科や資格がいる職種だとおもうのですが。

補足

パートやアルバイトで図書館の司書や貸し出しの受付したいのですが
求人みたことないので、立派な大卒限定で資格者だとおもってました。
なかなかなれるものでないようにききました。ありがとうございます

Answer 1

図書館で働くために司書資格は必須ではありません。
ただし、司書の専門性を必要とされる仕事（本の整理、調査相談など）をするときには、司書の資格がある方が良いとされています。

司書資格は、大学で司書資格に必要な科目に合格して単位を取ることで取ることができます。この科目は、どの学科であっても受講できるので、国文学科などである必要はありません。

ですが、司書資格は、基本的に「大学(短大等でも可)卒業とセットでないと無効」です。

（参考：図書館法5条1項 次の各号のいずれかに該当する者は、司書となる資格を有する。
一 大学を卒業した者で……図書館に関する科目を履修したもの
二 大学又は高等専門学校を卒業した者で……司書の講習を修了したもの）

なお「大学に2年通って、62単位以上で……」と仰っている方がいますが、これは「司書講習」という司書資格を取るための講習会を受講するための要件であり、2年・62単位の要件で司書講習を受講して講習を修了しても、大学を卒業しなければ司書資格を取得したことにはなりません。

（参考：図書館法施行規則3条 司書の講習を受けることができる者は、次の各号のいずれかに該当するものとする。
一 大学に二年以上在学して、六十二単位以上を修得した者（以下略））

ただし大学等を卒業していない場合であっても、高卒相当の経歴を有する場合には「司書補」という資格を取得することができ、司書補等としての実務経験が3年以上になると司書講習の修了を経て司書になることができます。

（参考：図書館法5条1項 次の各号のいずれかに該当する者は、司書となる資格を有する。
三 次に掲げる職にあつた期間が通算して三年以上になる者で……司書の講習を修了したもの
イ 司書補の職
ロ (略)
ハ ロに掲げるもののほか……司書補の職と同等以上の職として文部科学大臣が指定するもの

図書館法5条2項 次の各号のいずれかに該当する者は、司書補となる資格を有する。
一 (略)
二 ……大学に入学することのできる者(※)で……司書補の講習を修了したもの
（※）高校卒、中等教育学校卒、高認合格者などを指す）

ということで、他の方も仰っていますが、大学を中退している水季が司書資格を有していたとすると、次のいずれかの方法で資格を取得したものと思われます。

・司書補講習を修了（司書補取得）後、図書館に勤務し、勤務から3年経過した。あわせて司書講習を修了した。
（図書館法5条1項3号イ該当）

・図書館類縁機関において図書館奉仕相当事項に関する専門的職務に従事する職員の職等（司書補と同等以上の職の指定（平成20年6月11日文部科学省告示第90号）による）に就き、3年経過した。あわせて司書講習を修了した。
（図書館法5条1項3号ハ該当）

このように、司書資格は大学を卒業しないとかなり取得が難しい資格なので、相当勉強したのだな……と思います。

Answer 2

大学に2年以上在学して62単位以上を修得した者であれば取得した単位は失われず、その後通信教育や夏期集中講座を受講すれば司書資格は取れます。

他にも司書補からとか…通信教育で講座を受講可能な要件は他にもあるためその要件を満たせば司書になる可能性はゼロではないと思います。→（大学若しくは高等専門学校図書館で司書補に相当する職・社会教育主事の職・その他司書補の職と同等以上として文部科学大臣が指定する職）

ドラマを見ていないので詳しい設定はわかりませんが…自治体によっては図書館では司書資格がなくても事務員として司書と同じような仕事をしている非正規雇用の人は多くいます。

Answer 3

文系の学部で開講している大学で所定の単位を揃えれば取得できます、ただ、有資格者でも非正規雇用が多い職種で、求人に対して応募してくる求職者の倍率も相当高いです

司書資格がない方を安い賃金で雇い、待遇は非正規雇用で、年毎に契約更新し、数年で継続雇用を打ち止めにする自治体もあります。
通信などで司書資格をとることは可能ですが必ず雇用があるわけではなく、学資を投じたモトが取れるとは限りません

Answer 4

司書補からなる方法があります。
まあ現実的ではないですが。