国家資格や国家公務員の要件で欠格事由があると思います。例えば ・禁錮以上の刑に処せられ，その執行を終わるまで又は執行を…

Question

国家資格や国家公務員の要件で欠格事由があると思います。例えば
・禁錮以上の刑に処せられ，その執行を終わるまで又は執行を受けることがなくなるまでの者のようなものがありますが、実務上禁錮とはどういう場合に処されるのでしょうか？

当方、司法試験に合格したが司法修習に行っていない者です。
経済上の理由で未だ修習に行けておらず。会社員をしております。
機会を見つけて修習に行こうと思っています。
現在、車を運転しなくて済む関東圏に住んでおりますが
この度車が必須なエリアに異動となる予定となりました。
ペーパードライバーのため交通事故が怖く、飲酒運転やひき逃げは論外として
一般的な過失の事故でも禁錮刑になり得るという認識だったのですが実際に公務員は事故で失職しているのでしょうか？

どの程度から禁錮、罰金の境界になるのか気になっております。

Answer 1

禁錮は主に過失犯の場合に適用されます。
単純な交通事故でも、大津保育園児死傷事故や池袋暴走事故は禁錮の実刑判決が出ています。
また、保育所バス置き去り事故では園長に禁錮の実刑、担任に執行猶予付き禁錮刑が言い渡されています。
（保育士資格も禁錮刑以上で取り消し）
那須高原雪崩事故では、自然災害の責任を個人に負わせ、教員に禁錮の実刑判決が出ました。
執行猶予付きであっても条例に例外規定がある場合を除き失職します。
教員などの資格免許職は資格が失効しますし、教員や保育士としての欠格事由にも該当するため、例外規定があっても失職します。

Answer 2

国家公務員の懲戒処分の指針が以下のＵＲＬにあります。
https://www.jinji.go.jp/seisaku/kisoku/tsuuchi/12_choukai/1202000_H12shokushoku68.html
例えば、飲酒運転で人身事故になると懲戒免職処分になりえます。

Answer 3

別回答で概ねの量刑については述べられていますが、一点だけ「受験要件であって、公務員であるための要件ではない」というのはあやまりです。
欠格条項に該当すれば、公務員は「当然に失職」します。懲戒や分限による免職は、任命権者の判断が挟まりますが、当然失職は判断なしに該当事由にあたれば失職します。だいたいその前に懲戒免職でしょうが、、、
あと、法曹合格者なら知恵袋なんぞで聞いてないで自分で調べなさいな。

Answer 4

受験要件であって、公務員であるための要件ではないので別で考えてください。
過失運転致死は禁錮の場合もありますし、罰金刑で終わる場合もあります。
過失運転致傷程度なら数十万円の罰金を略式で受けるのが一般的です。
速度超過などの軽微な道交法違反も、罰金刑で数万円です。
酒気帯び運転はそれだけなら罰金30万円から50万円くらいで収まりますが、公務員で酒気帯び運転をしたら罰金だとしても懲戒免職がありえます。拘禁刑未満でも処遇としては重く見られる傾向にあるかと。

過失なら基本的に拘禁刑以上は科されません。余程結果が重くなってしまった場合を除けば運転してても罰金以下で済みますから大丈夫です。