電話対応が出来ないことが悩みです。 社会人1年目の者です。私は電話対応が出来ません。

Question

電話対応が出来ないことが悩みです。
社会人1年目の者です。私は電話対応が出来ません。普段自分の携帯で電話する時はスピーカー機能やイヤフォンを使用しています。仕事ではPHSを使っており、それが出来ません。そのため、相手の言ってることの9割は聞き取れません。近くにいる時は一度切って直接聞き、遠い時は他の方に代わってもらっています。
先輩に「この音量で聞こえないのはヤバいよ。難聴じゃないよね？」と言われてしまいました。
聴力検査で異常はないので情報の処理能力に問題があるのだと思います。電話中、電話相手の声は全く聞こえないのに少し離れたところからの話し声、雑音はよく聞き取れてしまいます。

これ以上迷惑かけたくないのではやく改善したいです。
アドバイスよろしくお願いします。

Answer 1

APDの診断をしてくれる病院に行って相談するのが早いかと思います。

Answer 2

まずは、耳鼻咽喉科で聴力検査をお受けになってみて下さい。職場の検診での聴力検査は1kHz 30dB、4kHz 40dBという、それなりに大きな音で検査をしていますので、もしかしたら、それよりも軽い難聴がある可能性もあります。もし、治療可能な難聴ならば、治療を受けたらいいと思います。
耳鼻科の選び方ですが、下記の「補聴器相談医」は聴覚系に強い耳鼻科医ですので、難聴の治療や判定にも長けていると思います。
■日本耳鼻咽喉科学会「補聴器相談医」名簿
https://www.jibika.or.jp/modules/certification/index.php?content_id=39

雑音下での聞き取りだけが落ちているという場合は、APD/LiＤの可能性もあります。しかし、まだ一般的にはなっていないので、聴覚系耳鼻科医のうち、さらに、APDの診断経験や設備がある耳鼻科のドクターでなければ診断困難だと思います。少なくとも、近所の耳鼻科における聴力検査だけでは、APDの診断は困難です。APD/LiDについては、今は、大阪公立大学の阪本先生らが中心となって進めているAMEDの研究がわかりやすいし、大きな手助けになると思います。最近、診断基準の第1案が公表され、診断自体が「耳鼻咽喉科」でできるようになりました。ですので、診断書も書いてもらえるケースも増えています。
https://apd.amed365.jp/

APD／LiDの診断にはそれなりにAPDに詳しい病院でないと検査手法を持っていないので、お住まいの地域によってはすこし遠方の病院に行くことになってしまうかも知れません。いろいろな地域に「APD(聴覚情報処理障害)当事者会」が立ち上がっています。そこのホームページに行くと、近くのAPD診断可能な病院を教えてくれるのではないかと思います。
■上記のAMED研究で紹介されているAPD当事者の会
https://apd.amed365.jp/party/party07.shtml

下記は私が作成したスクリーニング用アプリで、雑音下での聞き取りを調べることができます。退職前はAPDの研究者をやっていました。
https://www.h-tachi.com/DTT/
結果が「あいうえお」の平仮名だとAPDの可能性が高いです。
右耳、左耳それぞれについて1文字が表示されます。難聴があっても、「あいうえお」になる場合もあります。

右耳が聞こえにくいというは、右耳が「あいうえお」のどれかになり、左耳は「か」以降のひらがなが表示されるのではないかと思いますので、とりあえず、やってみて下さい。