それぞれの言葉の定義は公式に定まっていませんが、以前に本省で勤務していた経験則で、霞が関界隈での一般的な使用例についてご回答します。 キャリアは国家公務員総合職採用職員の意味で使用されます。 ノンキャリアは国家公務員一般職採用職員の意味で使用されます。 官僚は国家公務員総合職採用職員の意味で使用されることが殆どです。 稀にノンキャリアでも指定職(審議官級以上)などの幹部になると官僚と呼ばれることもあります。 例えば、ノンキャリアの国家公務員一般職(高卒程度)採用の1年目の本省係員が官僚と呼ばれることはありませんし、もし自称しているなら同じノンキャリアの先輩から恥ずかしいからやめろと言われるでしょう。
官僚とはキャリア組の事だけです。 キャリア組とは国家総合職試験に合格して採用された人達。 試験名称は何度も変わっており戦前は高文と呼ばれていました。 戦後は何度も試験名称が変わり「2級事務官吏銓衡→六級職→上級甲種→ 国1→国総」で現代に至っています。 出世の速さから新幹線組と呼ばれた事もあります。 新人でもキャリア組は官僚です。 定年前の叩き上げ幹部でもキャリア組とは呼ばれません。
ノンキャリで自分のことを官僚だと言っている人は周りにいませんね。 言葉の定義(国語辞典)などでは、役人(行政業務)という意味ですが、実際使われている意味合いとしては政策立案などの意思決定に携わる人を指すことが多い。 政策立案などに携わる人は結果的にキャリア採用組が締めます。もちろんノンキャリで政策立案などに携わる人もいますが、比率的には少ないです。 ノンキャリでも"官僚"と呼べる人はいるため、間違いではありませんが、少なくとも(自分を含め)ノンキャリで官僚という意識をもっている人を見たことはありません。
なるほど:1
言いますよ。 でないと、わざわざキャリア官僚という言葉を存在させる意味がないです。 官僚は俗語であり行政用語ではないことから、公式の定義はないのですが、広義には国家公務員全般を指します。 つまり地方支分部局などの勤務者も指します。 これはある意味自然なことで、本省〇〇課から地方△△局に異動になり、また本省□□課に異動になった同一人物が、官僚になったりならなかったりするのは変でもあります。 また同じように、ある時点での本省〇〇課長(例えば会計課長)が総合職採用だったら〇〇課長は官僚で、後任者が一般職採用なら、〇〇課長が官僚ではなくなるのであれば、〇〇課長が官僚だったり官僚ではなくなったりすることになってしまいます。 もちろん部長や局長にも言えることです。 局長は堂々の官僚、特に高級官僚(本省課長級以上とか部長級以上などとされます)と言われます。高級官僚まで登りやすいのがキャリア官僚です。でもノンキャリアでも優秀な人は出世します。このとき、局長は高級「官僚」なのに、一般職採用者(ノンキャリア)が就いたら官僚ではなくなる?… 説明がつきませんね。 官僚は、狭義には本省勤務者を指す意味で使われることもあります。 キャリア官僚も定まっておらず、一般には総合職や総合職相当採用者を指しますが、総合職でも一部の技官は含めないとか、法律区分の総合職のみを指すとか、色々あります。 私は、官僚は国家公務員全般を指す。それらのうち、総合職や総合職相当の採用枠からの採用者をキャリア官僚という。というのが1番シンプルに感じます。
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