それは違いますよ。 まずご質問者殿が先に述べている通り >将来の運転士不足を見据え…自動運転列車を走らせる わけですよ。 つまり、現状としては【運転士不足】が懸念されているわけです。 GoA2.5レベルの自動運転は、まだ緒についたばかりで、やっと、香椎線というローカル線区から始めるものです。 それでも社長が 「今後も自動運転拡大を視野に入れる」 と明言するのは、今後の人手不足の懸念を払しょくしてゆく、という、社員や株主、投資家に向けたメッセージです。 しかしながら、【自動運転にむけたさらなる取り組みを加速する】などという積極的な文言ではなく、「視野に入れる」という、消極的な語句を選んでいる点にも着目すべきです。 当然ながらGoA2.5レベルの自動運転は初期段階で、こうした新技術の開発は難しく、最初から100%うまくいく保証もないから、発言にも”保険をかけている”んですよ。 そして現状は、採用者のうち、運従1種の適性検査に合格できるような人材には、まだまだ積極的に運転士への登用を進めてゆかなければならない段階です。 というのも【近い将来】運転士が足りなくなる恐れがあるのであれば、仮に【遠い将来】に運転士が「余る」ことになる、としても、まず先にある、人手不足に対処しなければなりませんので。 そして、GoA2.5が達成でき、あるいはGoA3も視野に入ってきた時点で、やっと運転士が「余る」事態になるわけですが、そんなの10年、いやもっと先の話です。 その時点で、運転士は、列車を操縦する仕事から、添乗・看視する仕事に変わるだけ。 要員そのものが余るわけでもありません。 しかも、車両の出区点検、事故災害などへの対応、あるいは新技術開発に伴う試運転といった場面など、マニュアル運転しなければならない場面も多いので、運転士そのものが不要になる事は有り得ません。 それにしても私がJR在職中にもよく感じてきたことですが、自称鉄道アナリスト、鉄道ライターなど、鉄道趣味界で食っている連中には、鉄道会社への就職に失敗した前歴がある者が多く、彼らの、鉄道員への嫉妬心には根深いものがあります。 ですから、かつて国鉄の分割民営化のときもそうでしたし、ローカル線の存廃問題や自動運転などが取沙汰される今もですが、運転士などが職を「失う」仮想未来が、彼らにとっては「蜜の味」なんですよ。 国鉄の分割民営化のときも、多くの職員が「路頭に迷う」のを期待したかのような記事があちこちに出回っていたものです。 それともうひとつ、運転士という、適性規準が厳しい職種は、それになった時点で、いつまで続けられるか分からない、という側面を持ちます。 40歳、50歳と年齢を重ねたときに、聴力が衰えた、胃腸の働きが悪くなった、不整脈が出るようになった…等々、ふつうの人がよくあるちょっとした体調の変化で、適性検査にひっかかって「他職適」となる、運転士は数多く居ます。 私もそうなりかけた者の一人です。 つまり、いつでも、他職への異動を考えなきゃならんのが運転士の宿命です。 ですが運転士は、車両について、運転法規について等々、それなりの勉強をさせてもらってなれる職種ですから、運転士を降りるとなっても、勉強してきた事が役に立ち、他にいくらでも仕事があるのです。 そうした事情もあるので、JR九州が、早々と運転士の養成をやめる事など有り得ないことです。(元運転士/車両技術職)
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運転士はそのまま教育して、自動運転だけは別途育てるかんじだから比重は同じだけど増員でしょう。 ただ運転士と非運転士だと、いずれ転職で他の交通機関行った時に不利にはなる。
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