通信制大学に3年次編入が可能で、かつ、大学院も通信制大学院という条件であれば、公認心理師は大学2年+大学院3年(大学院3年在学中に公認心理師試験、その年に登録)の5年、臨床心理士は大学2年+大学院3年+1年(秋に臨床心理士試験、翌年4月登録)の6年です。 ただし、通信制大学院は、公認心理師の養成コースがある大学院は佛教大学と東京福祉大学の2か所、臨床心理士の養成コースがあるのは、上記に加えて放送大学の3か所しかありません。 このうち、家の近くでの実習が可能で、スクーリングも有給休暇の範囲内で何とかなるのは放送大学大学院のみなので、佛教大学と東京福祉大学は、公認心理師の課程にしろ臨床心理士の課程にしろ、一定期間定期的に週末キャンパスまで通えるというのが絶対条件です(公認心理師の方が実習時間数は長い。いずれにしても実際にクライアントを受け持って心理面接や心理検査を実施し、教員の指導を受けるという実習なので現地に赴くことは避けられない。詳細は各大学院に問い合わせること)。また、通信制大学院は、通信制でも大学院入試があり、倍率は放送大学は約8倍、佛教大学と東京福祉大学は約3~4倍です。 また、公認心理師志望者は①大学入試→②必修科目を受講するための学内選考→③大学院入試→④公認心理師試験の4回ふるいにかけられ、臨床心理士志望者は①大学入試→③大学院入試→④臨床心理士試験の3回ふるいにかけられ、いずれも最初に楽をすると後が厳しいという仕組みになっています。 通信制大学は①がないので、特に公認心理師は②が非常に厳しく、どの大学でもここまで脱落せずに残った志望者(通信制大学は卒業率が低く、破格に高い東京福祉大学で60%、放送大学で40%)の10~15人に1人に絞られます。選考方法は、必修科目の単位を全て取得しているのは前提で、その上で放送大学と京都橘大学が選考試験、東京福祉大学は成績がGPA>3.0以上、聖徳大学は成績がGPA>2.5かつ実習先が自己開拓できること、です。 3年次編入すると、公認心理師志望者は、必修科目のうち演習・実習科目を除く23科目をほぼ1年で履修する必要があり、そのため基礎科目と応用科目を同時進行で学ばなくてはならない上に、②のために好成績も挙げなくてはならないので、学習時間があり余っていて、学力に自信があるということでもない限り、通常は2年次編入するか、3年次編入して3年かけて卒業します。 大学院入試科目は、通常は心理学と英語で、差がつくのは英語ですので、①を経ていない専門学校卒業生は(英語の専門学校でない限り)かなり不利です。そのため、英語対策のためにも通常は2年次に編入します。また、大学院入試では研究計画書を提出するのが一般的ですが、統計を使った心理学研究をしたことがないと自力で研究計画書は書くことができませんので、卒業論文は必ず履修するようにします(卒論を書かない場合は大学院受験予備校利用は必至)。 なお、大学院は通学制にする場合は、通学制の大学院修士課程は2年のため、公認心理師は最短で4年、臨床心理士は最短で5年で取得できます。
なるほど:2
大学4年+大学院2年 ですが目指せばだれでも取れる資格ではありません。通信だと実習を受けるだけでも10倍以上の倍率を突破せねばならず、難易度は普通のルートよりかなり難しいです。
なるほど:1
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