解決済み
飼料高騰で酪農家の方は大変な思いをされていると思います。 質問があるのですが、例えば地元の稲作や畑作をしている農家に飼料を作ってもらうにはならないのでしょうか?稲作農家の規格外のお米は鳥の餌などになっていますが、牛さんの飼料にはならないのでしょうか?
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現実的ではありません。 北海道であってもビジネスとして成り立たない発想です。 田舎対策として政府が補助金を出していますが、それも全国の酪農家の問題解決にはなりえません。 乳牛の親牛は一日に50㎏の餌と200ℓの水を飲みます。 そして、30ℓの牛乳を出します。 厳密には餌の水分や成分が問題になりますけど・・ このエサの価格は平均30円/㎏が限界です。 配合飼料が80円/kgですから、畑からとれる草類は10円/kgとなります。 それ以上では酪農家が赤字になるからです。 では、畑で採れる餌の量は、2~7トン/10aです。 ですから、2~7万円/10aとなります。 これ草orトウモロコシで収量が違っているからです。 一般の農作物(米、麦、大豆)も10万円/10aとなりますし、芋や野菜だとさらに高い収入になります。 結論として、一般の農家(耕種)が収入の低い牛の餌を作ることは損をすることなんです。 現在は政府の補助金を基にごく一部で作られてるのが現状であり、今後の普及も難しいのです。
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飼料用米の生産は結構前からやっています。 ただ、前は食用米を作った方が収入が多かったため、飼料米はそれほど伸びなかったです。 ただ2年前くらいに食用米が余ったためすごく安くなり、1年前くらいから食用米<飼料米+補助金になってしまい、令和5年は一気に飼料米が増えているようです。 その為、今年の新米は、米不足、燃料の高騰、肥料の高騰、人材不足などで大きく価格が上がりそうな感じです。 米屋間売買価格は3月と6月で30kgあたりで500~1000円程度上がっています、つまり30kg玄米は白米にして27kgに精米や袋代が掛かる為5kg白米にして100円~200円上がってくるということです。 又、農家に若者が少なく、高齢になった農家が辞めている為、何も植えられていない田んぼも増えています。 若い人に貸して米などを作っている所も有りますが、不便な田んぼは借り手もいないという状況です。 稲作農家の規格外の米は鳥の餌にと書いていますが、これらは、みそ、醤油・日本酒・ビールなどにも使われています、これらをもしすべて飼料用に使った場合、それらの値上げにつながります。
なるほど:1
既に米農家は飼料米やホールクロップ(藁ごと飼料にしたもの)の栽培を行っています。これらは収入のほぼ全てが補助金で、米の価格は、微々たるものです。 農家からすれば、飼料米をつくれば、決まった補助金を得られるので、食用米のように米価下落することがありません。 そのため、食用米から飼料米に変換する米農家が多くなりました。 昔は、家畜用に米を作ることに抵抗を感じていましたが、今は背に腹は代えられぬということです。
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水田農家の減反政策として、飼料米を作ると補助金が出ると言うのがあります。畜産農家と契約をし、飼料米を作るのです。収穫は畜産農家がやったり、その専門業者にお願いしたりすることもあります。 最近酪農家が困っていると言うニュースをよく見ますが、基本的に国産のえさを主体にした飼養方法に転換しないと、保護に値しないということを酪農家も自覚する必要があります。単にお金を出すだけでは、いつまでたっても強い酪農にはならないものと、国も方向転換したのです。
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