工学部の元教員です。いろんな意味でかなり上位の大学の 工学部です。 博士課程にダブルディグリーがあります。でも,それを推進 したい先生は教授会メンバー100人中数名のみです。大半の 意見は「二兎追う者は一兎をも得ず」というもの。つまり, どちらもいい加減なレベルで終わってしまうから,積極的に はなれないというわけ。 まして学部教育でダブルメジャーなんて,日本の工学部教育 ではあり得ないと僕個人は思います。米国大学の場合は,多く で major/minor を指定して勉強をして卒業しますが,たいて いの場合卒論がありません。ところが日本の工学部では,ある 特定の研究テーマで,まだ誰も求めていない答を求めるための 研究を4年生が実施して卒論を書いて審査会で合格すれば卒業 できる可能性が発生します。この卒論を二つの異なる分野で なしとげるには4年間では不可能だというのが,僕が勤めて いた大学の教授のほぼ100%の意見です。一つが工学部で, もう一つが経済学部でも結構ですが,経済学部の卒業研究を 実施するのに当然半年や1年はかかるでしょうからね。 修士も同様だと思う先生の方が圧倒的に多いです。
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