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インパール作戦、失敗の原因は牟田口廉也中将ではなく部下の責任だから自決しなかったのでしょうか?

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    インパール作戦の失敗は牟田口廉也中将自身が原因ですね。戦略も戦術もデタ.ラメ。自決しなかったのは牟田口が卑.怯な臆.病.者だったからです。 ウ号作戦(通称インパール作戦)は一時保留されていましたが、勲章を貰って大将になりたかった牟田口中将が東條に泣きついて承認を取ったのでしょうね。 主戦場の太平洋方面で米軍の二ミッツ・ライン、マッカーサー・ラインの二本の線でがんがん攻められている時、日本陸軍はビルマの奥地に大兵力を送り込んで何をしようとしたのでしょうか? 軍事オンチの近衛文麿ですら「東の方で海軍の旗色が悪いのに、ビルマ戦線を広げてうまく行く見込みがありますか?」と言ったそうです。 主戦場である太平洋で敗戦続き。インドの奥地でイギリス・インド混成軍を倒して援蒋ラインを切断しても、日本の戦争目的には寄与しなかったでしょうね。それで主敵であるアメリカに勝てたわけはありません。 総理大臣・陸軍大臣としてあの戦争を始め、実戦部隊の最高司令官である参謀総長まで兼任した東條英機はどういう目的であの時期にこの様な大作戦を許可したのでしょうか?一体どこの国と戦争していると思っていたのでしょうか?理解に苦しみます。 結果は御存知の様に航空支援、戦車、大砲、補給などすべての面で圧倒的に劣勢だった日本軍は惨敗。いくら負けても司令官の牟田口廉也は敗戦を受け入れず、既にボロボロになっている前線部隊に攻撃続行を強制。牟田口自身は後方の安全な司令部から動かず、芸者を連れてきてドンチャン騒ぎ。 やっと撤退を許した段階では日本軍は既に総崩れ。雨季のビルマで増水した川を渡る為の舟艇すらまともに無く、おびただしい数の日本兵が流されていった。日本軍が撤退していったあとは餓死や戦傷死、病死の日本兵の死体が延々と続き、「白骨街道」と呼ばれました。 英印軍総司令官のスリム中将(のち元帥)は「日本軍の作戦は一体何を考えているのか理解しかねたが、個々の日本兵の勇敢さ、犠牲的精神には敬意を表する」と言ったそうです。それだけに戦死、餓死した数万の日本兵が哀れですね。 作戦開始に先立ち、牟田口はこう言ったそうです、「英軍に出会ったら空に向けて空砲を三発撃て。そうしたら英軍は逃げていくことになっておる!」、と。 牟田口は死ぬまで「インパール作戦は勝てた戦争だった。兵隊がだらしないから負けた」と言っていました。とんでもない侮辱です。 太平洋戦争に負けた原因としてふた言目には「物量」と言う人がいますが、こう言う気の狂った司令官がいてはそれ以前に戦略、作戦面でも既に負けています。 インパール作戦生き残りの元日本兵が書いた本にこういう一節がありました。読んでいて涙が出てきた。 「久し振りにご飯の配給があった。片手の手の平に乗るくらい。それを20人で分けて食べた」 「退却する時に、重傷で動けない兵隊を殺していった。必ずあとから追いつきますから殺さないで下さい、と泣いて頼む兵隊を、こちらも泣きながら殺した」 個々の兵士たちは敵ですら称賛するほど勇敢に戦っただけに、こんな戦争をさせた牟田口に怒りを覚えます。 太平洋戦争に負けた原因としてふた言目(ひと言目?)には「物量」と言う人がいますが、こう言う気の狂った司令官がいてはそれ以前に戦略、作戦面でも既に負けていました。

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