道路などにあるマンホールの下に通る通路は下水管ですか？下水道ですか？下水道と下水管の違いは何ですか？

Question

道路などにあるマンホールの下に通る通路は下水管ですか？下水道ですか？下水道と下水管の違いは何ですか？人が出入りして働くのは下水道ですか？マンホールの下で働く仕事は何でしょうか。
下水道に酸素はありますか？基礎などの知識を教えてください

Answer 1

下水道とは、雨水や汚水（トイレ・台所・洗面所などの生活雑排水）を地下水路などで集めたのち公共用水域へ排出するための施設・設備の集合体のことで、そのほとんどは直接河川に放流されるのではなく浄水場にて処理が行われます。一方、下水管とは、それらの水を流すための管のことを言い、塩化ビニル管・コンクリート管・鋳鉄管などの種類があり、管径もφ50mmや、ちょっと大きいとφ1350mmなんてのもあります。(映画に出てくるような人が逃げたり追っかけたりするような施設は、下水管なんですが、その規模から〈下水道〉といってもおかしくありませんね。

マンホールの下がすべて下水道ではありません。中には、電線や電話線、光ケーブル等々が敷設されていたり、それらが複合的に収められている共同溝などもあります。したがって、マンホールの下で働くのは、それらの維持修繕をする作業員さんや技術者さん達です。

下水管(道)内部にもちゃんと酸素はありますよ。ほとんどが大気中と同じくらい・・21％くらいでしょうか。ただし、腐敗物が滞留していたり、他の原因で酸素濃度が低くなっていたり、また、有毒ガスが発生している部分も稀にありますので換気と酸素濃度チェックは必須となります。※現在使われていない古い下水道、マンホール内部は逆に相当危険と思って下さい。その道のプロでも命を落とされる方が後を絶ちませんからね。