脚本とは、ドラマ・映画において、その基礎となる文章です。 一般の小説とはかなり大きく異なります。 例えば 小説「恵子は宏が来ることを一人で考えていると楽しくなった」とあったら 脚本では「恵子 一人で立っている。手には宏からのメールが着信したスマホ。読んでいる彼女の顔に笑みが浮かぶ」というように、実際に俳優が演技をするときに、その感情が行動として目に見えるように書かなければいけません。 基本的には大学の文学部を出ている方が殆どです。 早稲田大学の文学部や日本大学芸術学部などには 脚本を書く専攻があります。 演出家は、映像にその脚本を仕上げます。 映画監督と同義です。 俳優に「このセリフはどういう感情で話すのか?」を説明し カメラマンに「どこからどういう風にとるのか?」 美術スタッフに「どういう時代設定なのか?」 などすべてを説明するのは演出家です。 同じ脚本でも演出家が違えば、時代劇にもSFにもなりうるといえます。
想像でお答えしてすみません。 ハリウッドでは脚本家は高給な雇われ仕事です。監督の要求するがままに書き直したり、作家ならかなりプライドをへし折られる仕事でしょう。自分の書きたいものを書く仕事ではないと思います。原作は映画や舞台に合わせて改変されます。 恐慌前の狂乱のジャズ・エイジのアメリカで一躍大作家になったフィッツジェラルドが晩年は落ちぶれ、金策に困ってハリウッドの脚本書きになった、それをヘミングウェイが揶揄した話や、 他の作家の伝記でも小説が売れず金に困ってハリウッドで映画脚本の仕事を4〜8週間しては、半年〜1年分の生活費を得ていたとか、あそこに戻るくらいなら物書きはやめる、などと述懐してます。 今の日本では事情が異なり、もしかしたら業界では脚光を浴びている仕事かもしれません。 『蜘蛛女のキス』(南米)の解説か月報で村上春樹が「僕はシナリオ・ライターになりたかった」と書いてます。小説よりも魅力があったのか。 宝塚歌劇では演出家と脚本家は同じです。「〇〇作・演出」とされてます。 監督(演出家)と脚本家が分かれていて現場で意見の食い違いがあると、清く正しい、をモットーにしてる少女(大人ですが女性だけの)歌劇だけに、支障があるのだと思います。 ただどこでも演出家が檄を飛ばしたり、どなりながら指示しているのはあると思います。本物を作り上げるために他人にそれを求めるのは生半可ではないですから…
なるほど:1
脚本家は台詞や箇条書き形式の文体の物語や進行を書く仕事。映画やTV・ドラマ・舞台など。他、漫画の原作を書くこともありますが、完全に自分の創作脚本一本で食べていける人は少ないです。ですから普段は脚本以外のライター業やったりまったく関係ない別の仕事やってる人が多いはずです。 物を書く仕事なので大学は文学部出てる人は多いと思います。 演出家は脚本を元に、どう見せたら面白くなるか考える人ですね。考えるだけの人もいれば、怒鳴って演技指導する人もいるでしょう。
なるほど:1
まず「演出」ありきなんです。 そして、演出の指示書が「脚本」になります。 普通は演出脚本と兼任しますが、脚本を外注する事もあり、その外注仕事をよく受けている人が脚本家と呼ばれたり、名乗ったりしてますね。 実態は、コラムのライティング、CMのキャッチコピー、小説を書いてみたりなどなど、文章を書いて金を稼ぐフリーランスのライターです。 ちなみに小説との大きな違いは、読ませる対象が読者(客)ではなく、スポンサーや制作スタッフになるという事です。 役者に対しては、別途「台本」が用意される事もありますね。 舞台脚本のサンプルはこんな感じ。 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10241221245 〇 この部分が柱と言われてます。 この部分を見て、大道具、小道具さんは何が必要か判断します。 伝統的に職業も記載されますが、服装で職業まで表す事ができた時代の名残ですかね。 *** で区切られた部分で、照明、音響、珍しいとこでは空調(客席の気温を下げたり……)に対しての指示が書かれます。 描写が不足している小説に対して、脚本みたいなどと述べられる事が多いので小説に近いものを想像しがちですが、全く違います。 ※おそらく脚本みたい、ではなく台本みたい、と言いたいのでしょう。 舞台はアングルが固定(観客席から舞台を見る)されていますが、映画ではどのように観客に見せるか、も必要になりますので、別途『コンテ』が用意されます。 >脚本による原作もかなり変わりますか? 意味がわかりませんね。
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