こういうふうにしなくてはいけない、という気持ちが強い人とは、どんな環境で育った人なのでしょうか。

Question

こういうふうにしなくてはいけない、という気持ちが強い人とは、どんな環境で育った人なのでしょうか。特に仕事に対してです。
出来ない人を許せない傾向があります。

Answer 1

「処罰傾向が高い人」、交流分析でいう「Critical Parent（批判的親）」でしょうか。
何か新しいアイデアを考えるより『失敗しないこと』に重きがある人で、そういう家庭環境で育ったという可能性はあります。

「失敗しないこと」が重要な親の職業としては経理、裁判官をはじめ法、取り決めに遵じて仕事をする人ですかね。心理学者ベルグマンの定義でいう「悲観的」な人になります。

親がそうでもなくて批判されること、見られることに弱い性格の人がいて、育った環境に関係なく「こんな風にしなくてはいけない」という強迫観念に囚われる場合があります。対人恐怖症に近いと考えれば理解の助けになるかも知れません。ですが仕事に厳しいという点では違いますね。

恐怖政治を行う北朝鮮の中枢部で「失敗しないこと」が重要であることから分かるように、上下関係が厳しい職場では生まれ育ちに関係なく「こんな風にしなくてはいけない」がとても大切になります。例えば印刷業界では凸版印刷や大日本印刷や大手の印刷会社が神様で昔、出入り業者の営業課長（若い頃の私）がポロリ言い訳がましい逃げ姿勢を見せたら、その会社の社長に文書でクレームが届いたことがありました。

気持ちは別として、止むを得ない仕事の事情が人の言動規範を作る。それに気持ちも切り替えて合わせないとやっていけない場合もあります。郷に入りては郷に従え。性格が仕事に影響されて変わる場合も、特にベテランでは、多々あります。

Answer 2

ある意味理性的な環境でちゃんと育った人なんだと思います。そして、今を一生懸命頑張っている人だと思います。許せないのは、その出来ない理由が良く分かる、そんなことは分かっているから自分は決してやらない、だから許せないんだと思います。逆に言うと、出来ないその人と本人も同じ素養を持っているから気づけるんですよね。つまり、どうしてそれができないかその人の心情は本当はよく分かるはずです。「そうか、同じか。」と思えたらもう許せています。

Answer 3

競争中心の人なら脱落気味の人が進んで去らない事を軽蔑するでしょう。

Answer 4

自分をも許せないから他人は余計に許せない。
何故、自分を許せないのか？は“そうしなければイケナイ”と枠にはめてしまっているから。
その枠を作ったのは自分の価値観を強いる家庭と自分の気質。