解決済み
年寄の性、、、介護学生さん 覚悟できてますか?70代男女が援助交際も 表面化しない介護現場の“下半身”問題 2018.5.24 11:30AERA#シニア 田茂井治 【淑徳大学 総合福祉学部教授】結城康博さん/在宅介護支援センターなどで介護関連の職に従事した後、研究者に。『福祉は「性」とどう向き合うか』(ミネルヴァ書房、共著)など、著書多数(写真:本人提供) 【社会福祉法人仁生社 特別養護老人ホーム「水元園」施設長】桜川勝憲さん/仁生社の介護関連施設で介護福祉士としての経験を積んだ後、グループの特養老人ホーム「水元園」(東京都葛飾区)の施設長に就任(撮影/ジャーナリスト・田茂井治) 超高齢化社会を迎える中、介護の現場で「高齢者の性」が問題視され始めている。100年近い歴史を持つ都内の某養護老人ホームの女性施設長はショッキングな現場を目の当たりにした経験がある。 【この記事の写真の続きはこちら】 「以前、特養に入居していらした70代の男性は、散歩に行けば昔話をしてくれる気持ちのいい方でした。ところが、夜になると一人で車イスで移動しては、女性の部屋に忍び込んでいた。若い女性介護福祉士が介助する際には、まったくセクハラする様子もなかったのに、寝たきりの抵抗できない女性の体をまさぐっていたんです」 さらに、高齢者同士の“援助交際”が行われることも。 「私が以前に勤めていた養護老人ホームには、年金支給日になると息子が無心に来る、少々家族関係がうまくいっていない70代の女性が入られていました。その女性がお金に困って、同じく70代の男性利用者に相談。月10万円で性行為の相手をする契約を結んでいたと、後に発覚したのです」(別の施設長) 深刻なのは、こうした高齢者の性に関する問題が表面化しにくい点だ。介助者に対するセクハラは、現場の判断で処理されがち。入居者同士の性行為が発覚しても、片方が認知症を患っていれば、同意があったかどうかを確認することなどできない。身寄りのない独居老人が増えているため、強制退去を促すことが難しいケースも少なくない。 そもそも、特養をはじめとした公的な介護施設であったとしても、居室は利用者のプライベートなスペースだ。そこで性行為が行われているとわかっていても、介護福祉士が踏み込むのは難しい。そのため、思わぬ自慰行為の現場を目の当たりにしてしまうケースもあるという。 「ある晩、4人部屋を利用していた70代女性のカーテンを開けると、Vの字に両足を上げて黙々と陰部を触っていたんです。もともと耳が遠いうえに、集中していたのか、私が入ってきたことにも気づいていませんでした」 当然、こうした問題の大半は、家族の耳にも入らない。 「手癖の悪いショートステイの利用者は、特養老人ホームへの入居を希望されていたのですが、セクハラを理由にお断りさせてもらったところ、娘さんに『父はそんな人じゃない』と泣かれました。高齢者の性に関する問題は、その家族まで傷つける可能性があるセンシティブな問題なのです」(社会福祉法人仁生社の特別養護老人ホーム「水元園」施設長・桜川勝憲氏) とはいえ、家族に報告しなければならないケースもある。“事故”に発展するケースだ。 「尿道に尿を採るためのカテーテルを挿入されていた70代の男性は、あるときそのまま自慰行為を始めてしまって、陰部が血だらけに……。医療的処置が不可欠だったので、ご家族に事実を報告させてもらったのですが、奥様は笑っていました」(同) 性欲の衰えない高齢者もいる。それを前提に、「なかには成人映画の上映会を男性利用者向けに開催している老人ホームもある」(前出・女性施設長)というが、結城教授は疑問を呈する。 「税金が投入されている公的施設で、それも税金や保険料の一部から給料が支給されている介護福祉士が、性欲の処理という非常にプライベートな問題にまで対応する必要があるのか。高齢者は増加の一途をたどり、財政が逼迫する状況を考えれば、性欲の処理のためにわずかでも税金が利用されるのは、多くの国民は受け入れがたいでしょう」 最大の問題は高齢者の性に関する対応策が、タブー視されてきた点にある。セクハラされる介護福祉士がいても、「うまくいなしなさい」という指導しかしていない施設が大半だ。 介護福祉士を目指す学生のカリキュラムには、当然のように「性の問題」に関する項目はない。マニュアルもなければ、明確な解答もない。ここに紹介したのは、あくまで一部の暴走した高齢者による性のトラブルにすぎないが、さらなる高齢化社会の進展を前に、大きな課題が立ちはだかる。(ジャーナリスト・田茂井治) ※AERA 2018年5月28日号より抜粋 https://dot.asahi.com/aera/2018052300014.html?page=1
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特養に在籍中、もうすぐ8年だけど、今のところうちじゃあそんな問題はないなぁ。 たまに、下ネタ好きなおじいさまの発言に困ったことがあって、とりあえずは「周りに人がいるから、聞かれると変な人と思われるから部屋で話そう」とは言ってました。 それで会話には付き合っていましたが、セクハラまがいなことはなかったですね。 もしなんらかのちょっかいかけられたら、上司に相談できる環境だし、常識の範囲をこえた変質者ならば、責任持って職員を護ってくれる職場です。 それに記事を見て思うのは、現場の介護福祉士だけが、そういう問題に対応しなくてはならないのはおかしいのでは? 上司は何やっているんでしょうか。 家族に話す前に、まず上司に相談する選択肢にはならないのですか??
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