看護師に限らず、病院職員や一般企業でもそうですが 定期健康診断が年に2回行われ、その際に血液検査を行います。 ただし実施するのは血算と言って赤血球数、白血球数やヘモグロビンの 値を見る項目と生化学と言って電解質、肝機能などを調べる検査程度 だと思います。 HIV検査についてはまず行われません。これは陽性陰性の データがプライバシーにあたるので、本人の意思に基づかない 検査ができないことになっているからです。 比較的大きな病院では針刺しを代表する血液暴露(患者の血液が 眼や口腔内など粘膜に付着した)場合、対応マニュアルがあります。 針刺しの場合はすぐに傷口を洗浄し消毒。 そして針刺しした医療従事者と患者さんからBC肝炎・梅毒・HIVについての 感染症の血液検査をします。これは血液に触れた直後にすぐに感染することは ありえないため、患者さんがどのような感染症を持っているか、また 従事者がもともと持っている感染症ではないことを証明するためです。 その後、健康状態を確かめるため 内科医の受診があります。必要に応じて感染を成立させないように 予防薬を飲む事もあります。 潜伏期間になった時点で従事者はもう一度血液検査をして 感染の成立の有無を確認します。 職務上で起こる事なのでこれらの検査代、診察代、薬代は労災扱いとなり 医療費はかかりません。 ちなみにB型肝炎・C型肝炎・HIVの患者さんの針刺しをして それがうつる可能性はそれぞれ30%・3%・0.3%と言われており、一番 怖いと言われているHIVはほとんど感染しないと言われてます。 B型肝炎はこの中で一番感染しやすいですが、幸いなことに 予防ワクチンがあるので医療従事者は打つことが推奨されています。 また針刺しはリキャップと言って、注射針を外した後また手でキャップを するときに起こりやすいと言われているため、採血時は必ず針捨てボックスを 患者さんの元において、使用後は速やかに捨てることになっていたり、 手でリキャップをせずにトレイの角ににキャップを置いて、注射針で すくい上げるようにキャップをするよう看護師は看護学校や看護大学に いる時から必ず指導を受けます。
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