看護師についてです

Question

看護師についてです脳外科の看護師はいつも何をしているのですか？
急患が運ばれて来た際、普通の看護師と急患を対応する看護師は別々にいるのですか？
あと、脳外科の看護師をやれば他でも何でもできるといいますが、どうしてでしょうか？

Answer 1

脳外科の看護師というのはありません。
それを言うなら脳外科病棟勤務の看護師というところでしょうか？

脳外科病棟がある病院はある程度大きな、救急を受け入れる病院だと思います。
そういう病院では外来や救急外来があって、そこで脳外科疾患の患者を診察し、入院治療が必要ならば、入院します。
入院病棟で脳外科病棟に行くと、質問者様のいうところの脳外科の看護師、正しくは脳外科病棟勤務の看護師が居ます。

脳外科病棟の看護師、というか病棟勤務の看護師は入院患者様のお世話が仕事です。
入院病棟は病院によっても異なりますが、内科(内科も循環器や消化器など分かれるところもある)、外科(これも循環器外科、消化器外科など分かれる)、整形外科、脳外科、小児科(小児も外科や内科など細かく分かれるところもある)、産婦人科などあります。

入院設備のある病院は、外来部門と病棟、手術室・透析室などに分かれています。
外来は救急外来が併設しているところもあれば、救急救命センターが独立しているところもあります。

例えば脳出血などの疑いで救急車で搬送されて、救急外来で診察を受け、手術適応であれば、救急外来から手術室へ行き手術を受け、状態しだいでICUなどに入院し、落ち着いたら脳外科病棟へ移る(ICUがない病院は術後は病棟の集中治療室へ管理される)のです。
それぞれ外来、病棟、手術室などで勤務しています。
骨折の患者が救急搬送されてきたら、整形外科の看護師が救急外来へ行って処置を手伝おうとか手術を手伝うとかでなく、各部署ごとで対応し引きついでいきます。

病棟勤務の看護師は入院患者様は365日24時間いるので交代勤務をして看護しています。
科目ごとに多少は違いますが、基本は入院患者様のお世話です。
外来は病院の休日は休みですが、救急外来や夜間の救急受け入れしている場合は交代で夜勤したり休日出勤をします。
手術室は予定手術は日中に行われるので、夜勤は無く日勤のみですが、緊急や夜間の手術の場合は呼び出し(オンコール)体制で対応しています。

＞脳外科の看護師はいつも何をしているのか
脳外科病棟勤務の看護師は脳外科疾患で入院している患者様のお世話をしています。
多くは麻痺があったり話ができなかったり動けなかったりで、食事介助や経管栄養や体位変換・オムツ交換などを行っています。

Answer 2

脳外科の看護師です。

いつも何をしている…ですか？
う～ん、仕事量が多すぎて、書ききれません(^-^;
急性期と慢性期・回復期でもかなり違いはありますけどね。

バイタルや麻痺などの観察(患者さんの状態によって2時間ごとだったり4時間ごとだったり違います)、点滴等の治療の管理、体位変換やおむつ交換・口腔ケア等の日常生活のケア、看護計画の立案・評価、退院サマリーや看護添書の作成、カンファレンス、オペ患搬入やオペ終了後の受け入れやその後の指示受け、看護記録(電子カルテ入力)、予定のオペの準備…
まだまだ書ききれません。

急患が運ばれてきた時の対応については、それぞれの病院によってかなり違いがあるので、一概には言えませんが、私の勤務する病院では、平日日中の救急車対応は、外来もしくはオペ室勤務の看護師が対応します。
そして、オペ室勤務の看護師には夜間の「待機」というのがつき、夜間や休日に救急車が来るときには、その待機の人が呼ばれます。
待機の看護師が病院に到着するまでの間は、病棟の看護師が救急対応にあたります。

脳外科勤務をすれば何でもできる？
そんなことは思いませんけどね。
消化器外科のように内臓を直接手術することはありませんし、呼吸器系の疾患もみることは少ないです。
ドレーン管理も多いですが、脳外科特有のドレーンなので、胸腔ドレーンやERBDの管理をすることはありません。
新卒で脳外科に配属になると、これらを見る機会はほとんどありませんよ。

でも、脳梗塞や脳出血を起こす患者さんは、基礎疾患として高血圧や高脂血症、糖尿病などを持っていることが多く、そういった基礎疾患の管理も重要なポイントなんです。
また、心原性の脳梗塞では不整脈が原因となっていますし、脳卒中を発症して後遺症が残り、寝たきりに近い状態になってしまった患者さんは、循環動態にも注意が必要ですから、そういった意味では、幅広い視野と知識を持ってみなければならない、ということは言えるかもしれません。