解決済み
自閉症の子どもへの保育の仕方に関して質問させていただきます。 現在、私は幼稚園教諭2年目で年中組(4歳児)を担任しています。 私のクラスは少人数ですが、自閉症、ダウン、その他発達の遅れている子、多動やこだわりの強いグレーな子などクラスの半分ちょっとが何らかの問題をかかえています、、 中でも今回は自閉症の子(男児)に関しての保育について悩んでいます。 その子は言葉はおうむ返しがほとんどで、日常の会話はできません。 テレビのセリフをひたすら口ずさんでいたり、意味のない言葉を言い、こちらがその言葉を返すと満足する状態です。(”パパおかえりー”や”○○くんのお家いく”など、私生活で保護者の方がよく声かける言葉だと思います) 最近になりとても顕著になってきたせいか、クラスサークル中でもどんなときでも奇声をあげて園内を走り回ります。 私たち保育者が近づくと、追いかけっこをするかのように楽しんで逃げて行くので奇声をあげて走り出しても、近付くことができません。 また、周りの友達の腕に噛み付き「ガブしない」と自ら言ったり、泣いている子にとても敏感に反応し、髪の毛を引っ張ったり叩いたりします。その時も「ペンしない。」「ひっぱらない」と注意を受けたときの言葉を発します。 やってはいけないと分かっていることをわざとやっているのか、言葉と行動の意味を理解できずにしていることなのかは分かりません。 どう指導(保育)を行ったらイスに落ち着いて座っていられるのか。 遊ぶ時間ではなくサークル活動をする時間ということを理解してもらえるのか。 アドバイスをいただければと思います。
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おうむ返しは注意される言葉に対してする場合、 「わかりません」 「その言葉を言われることは嫌いです。」 「だから先にこちらから言います。」 などと言った意味がありそうです。 奇声は 「今、聞こえている言葉が嫌いです。」 「打ち消すために声を出します。」 「静かにして下さい。助けてください。」 などと言う意味があります。 近づくと逃げるのは 「あそんでくれます?良いんですね?」 「今からスタートですね。」 などという感じです。 泣いている子を叩くなどするのは 「だめですよ。止めなさい。」 「でなきゃこうだよ。」 という意味です。 そういった行動をできるだけ抑えるには、同じ意味合いを示せる言葉や行動、意思表示をその子が自然に出せる形で問題にならない形に入れ換えていくのが良い方法です。 注意する言葉が繰り返されると、指導者やまわりの子が「わかってないな」とイラッとしてしまいます。 なので、注意するなら言葉でなく、絵カード等で「だめですね」という示す方が良いでしょう。もっと言えば否定形でなく、「こうすべきだね」という見本を絵で示すと良いかもしれません。 でも、大切なのは、後手後手で注意するために絵カードを使うのでなく、いろんなわかりにくいことを伝えたり、楽しいことを知らせるためにその何倍も絵カードを使ってなじませることです。 信頼関係がないと、どんな取組もうまくいきません。
その子の発達年齢は何歳程度でしょうか。 発達年齢に合った接し方をしなければ理解は難しいでしょうね。 書かれている行動から、2歳程度の発達年齢のように思えましたが… 奇声をあげて走り回るタイミングはいつなのでしょうか。 そこから考えていくべきです。 奇声と考えられているようですが、相手にして欲しくて発している 可能性があるのではないですか? それと注意の仕方を工夫してください。 行動を止める声かけしかしていないのがわかります。 行動を止めるのはもちろん大事ですが、どう対応するかを教えること。 やってはいけないと理解していても、衝動性が高いとしますよ。 全体的に衝動性が高いお子さんですので、 衝動性の高いお子さんへの接し方を学ぶべきです。 落ち着いて椅子に座れるか…刺激を減らせば座るでしょう。 きっと少人数なら座れるかと。 先生に近い場所に椅子を置く。可能なら目の前に。 それと、座れないのは興味がないからだということも知っておくべき。 興味を持たせる工夫は必要。 遊ぶ時間とサークル活動の時間の理解も発達年齢に合わせて教えること。 なお、絵カードは衝動性の高い子には向かない。 むしろ言葉で丁寧に伝えていくことが大切。 園の方針もあるので、貴方だけで対応を考えるのではなく 他のクラスはどうなのかも参考にしてください。 困った行動は困っているから…ですよ。
おうむ返しは注意される言葉に対してする場合、 「わかりません」 「その言葉を言われることは嫌いです。」 「だから先にこちらから言います。」 などと言った意味がありそうです。 奇声は 「今、聞こえている言葉が嫌いです。」 「打ち消すために声を出します。」 「静かにして下さい。助けてください。」 などと言う意味があります。 近づくと逃げるのは 「あそんでくれます?良いんですね?」 「今からスタートですね。」 などという感じです。 泣いている子を叩くなどするのは 「だめですよ。止めなさい。」 「でなきゃこうだよ。」 という意味です。 そういった行動をできるだけ抑えるには、同じ意味合いを示せる言葉や行動、意思表示をその子が自然に出せる形で問題にならない形に入れ換えていくのが良い方法です。 注意する言葉が繰り返されると、指導者やまわりの子が「わかってないな」とイラッとしてしまいます。 なので、注意するなら言葉でなく、絵カード等で「だめですね」という示す方が良いでしょう。もっと言えば否定形でなく、「こうすべきだね」という見本を絵で示すと良いかもしれません。 でも、大切なのは、後手後手で注意するために絵カードを使うのでなく、いろんなわかりにくいことを伝えたり、楽しいことを知らせるためにその何倍も絵カードを使ってなじませることです。 信頼関係がないと、どんな取組もうまくいきません。
>周りの友達の腕に噛み付き「ガブしない」と自ら言ったり、泣いている子にとても敏感に反応し、髪の毛を引っ張ったり叩いたりします。その時も「ペンしない。」「ひっぱらない」と注意を受けたときの言葉を発します。 全て自分が大人から言われる言葉が行動とセットになっているんだと思います。 自閉症は声掛けなど耳からの情報よりも目で見る視覚情報の方が理解しやすいので、友達に噛みついている・叩いている・髪の毛を引っ張っている絵に×をつけた絵カード(絵は下手でもよい)を作成して見せます。加配の先生はついているのでしょうか?できれば問題行動が起こる前、噛みついてから絵カードを見せるのではなく、噛みつく前に手を引っ張って止め、絵カードを見せて止めさせた方がいいです。 言葉かけはゆっくり、短いセンテンスで。外国人に話すつもりで話すといいと思います。「~しないで」じゃなく「~します」と、”してほしいこと”を言うようにします。 やってはいけないこと(×)は伝えられても、ではどうすればいいのかわからないと思うので、友達の頭をなでなでするとか代わりになる○の行動も教えてあげた方がいいと思います。適切な会話をしたり、一緒に遊ぶことはまだまだ無理なお子さんだと思うので求めない方がいいと思います。 サークル活動ができないのも「今は何をする時間か」ということがわかっていないと思うので、それも絵カードで一日のスケジュールを作り、「次はこれをするよ」と確認します。 時計にも小さな絵カードを貼りつけて何時になったらこれをする、と理解させます。例えば10時のところに外遊びの絵カード、12時のところにお弁当の絵カードといった具合です。 活動に興味が持てなくて立ち歩いてしまうと思いますが、好きにさせっぱなしではなく、無理強いにならない程度に連れ戻して活動に参加させた方がいいと思います。自由活動の時間もお絵描き、粘土、絵本読みなど座ってできる活動は必ず床ではなく椅子に座ってさせるよう癖づけます。 これらは自閉症でなくても他の障害の子にも使えます。健常児にもわかりやすく、クラスの統制が取りやすくなると思います。 よかったら以下の文献を参考になさって下さい。 『自閉症児のためのTEACCHハンドブック―自閉症療育ハンドブック』
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