客先常駐で実質的に派遣労働者と同じような形で働いているフリーランス（個人事業主）のSE/PGの方への質問です。

Question

客先常駐で実質的に派遣労働者と同じような形で働いているフリーランス（個人事業主）のSE/PGの方への質問です。エージェント等を通してフリーランスとして働く場合、労働者としての保障は無くなるものの、一般的には会社員や派遣社員に比べて、額面上の収入は多くなるかと思います（税金や国保料を除いた手取りも多い人も多いかも知れません）。
中には多くの経費を計上して、税金や国保料を大幅に少なくしている人もいるかも知れません。
しかし、客先常駐で、出社時間や休日を客先に管理され、客先の社員や他の派遣労働者、請負労働者らと渾然一体となって作業をするのは、偽装請負そのものであり、明らかに違法ですよね。
この質問で、偽装請負はダメだから撲滅すべきとか、やめるべきといった主張をするつもりはありません。

実質的に偽装請負状態で働いているフリーランスのSE/PGの方々は、自分が偽装請負の当事者となっていることについて、どのように考えていらっしゃのか知りたいです。
悪いことだとは分かっているけど、自分にとって実害がある訳ではないので、普段はそれほど気にしていないでしょうか。
あるいは、近いうちに実現するであろう特定派遣の廃止で、偽装請負にメスが入るリスクも考えて、いつかは辞めたいと思っている人もいるでしょうか。
はたまた、偽装請負なんて昔からずっと続いている慣行だし、ある種の必要悪なのだから、今更ゴチャゴチャいっても仕方ない、なるようにしかならないという感じでしょうか。

私自身は現在会社員で、いつか個人事業主のSEとして働いてみたいと思っているのですが、こういう法的に問題がある働き方は（または、そういうことが気になる人は）、やっぱりやめた方が良いのだろうか？という思いもあり、少し迷っています。

Answer 1

偽装請負は、時間の問題で、無くなりますよね。

発注先が、上場企業だったり、受注している業務が、
行政関係だったり、金融関係企業で金融庁が入る
可能性がある様な性質のプロジェクトでは、対策済です。
今、行なわれているものも、遠からず、無くなるでしょう。

当事者は、ペナルティは企業が負うので、傍観ですかね。
それと、場合によっては、偽装請負でなくす為に、
社員、契約社員などにしてくれる企業もあるので、
それぞれ、契約先と話はしていると思います。

ですが、不安だと思いますよ。フリーランスで、一人で、
やっていけると思って独立したけれど、まさか、法律で、
制限される事になるとは、考えていなかったと思います。

個人事業主SE、の60歳を想像した事ありますか。
株式会社にするつもりがないなら、辞めた方がいいです。

今のご年齢を存じませんが、概ねSI業界の人は、55歳あたりで、
役職定年、ここで優秀な人は役職定年の制限解除となります。
60歳で定年、ここでも、優秀な人は65歳まで定年延長です。

優秀と、判定されなかった人は、
55歳の役職定年で、だいたい給与が、前年比７割となり、
60歳後定年延長では、さらに、前年比６割程度となります。

この少子化の時代に、優秀な次世代を担う若手エンジニアを
採用・育成したければ、役目を終えた年齢のエンジニアの、
給与を削減しなければ、会社全体として、成り立たないのです。

以前よく、30歳前後で、フリーになるSEも結構いました。
彼らが、良かったのは、せいぜい、10年です。
確かに、手取りは良かったでしょう。でも、どんどん、
使えなくなり、客先から声がかからなくなります。

何故かと言うと、この業界、技術革新が早いでしょう？
会社は、意図して新技術プロジェクトに、社員を配属させ、
仕事を覚えさせる、という手法で社員を育成し、
新技術を乗り越えて、いきます。

ですが、フリーの人は、育成対象ではないからです。
社員の穴埋めの仕事を、主に振られるだけです。
結果、新しい手法・技術の仕事が出来なくなっていくのです。

会社所属のSEなら、50歳くらいなら、上級管理職か、
PMぐらいになっていただかないと、困ります。

仕事、何か貰えませんかと、辞めた会社の、
上司にまで、連絡してきます。男性は家族を養えません。

独立など安易に考えていると、伸びません。
見ていて、会社に骨を埋める気がないなと、分かります。
会社の上を見て、登る事を考えた方が、懸命だと思います。