解決済み
海上自衛隊の幹部のことで質問です。 海上自衛隊の幹部自衛官になるには、防衛大を卒業もしくは、幹候生学校を卒業してなりますよね? では曹で入隊し、その後階級が三尉になれば、そのまま幹部に昇格なのでしょうか?もしくは自動的に幹部候補生学校に入校するのでしょうか? またその場合であれば、卒業後の遠洋航海はありますか? 回答よろしくお願いします。
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「一般幹部候補生」で海上自衛隊に入隊した者です。 幹部(3等海尉以上の階級)になるには、海上自衛隊幹部候補生学校でいずれかの教育課程を修業する必要があります。(海曹から自動的に3等海尉に昇任することはありません。) 1.一般幹部候補生:防衛大出身者および「一般幹部候補生(院卒者/大卒程度)」採用試験合格者(大半は大卒)が対象。教育期間は約1年間 2.飛行幹部候補生:航空学生出身者が対象。教育期間は約半年間 3.一般幹部候補生(部内):一般隊員出身者(30代前半の若手が中心)が対象。教育期間は約8ヶ月間 4.幹部予定者:一般隊員出身者(40歳前後の中堅が中心)が対象。教育期間は約3ヶ月間 5.医科・歯科幹部候補生:防衛医大出身者が対象。教育期間は約1.5ヶ月間 6.貸費学生:「貸費学生」採用試験合格者が対象。教育期間は約1年間(入隊後は、一般幹部候補生(防大および一般大出身者)に合流し、同じ教育訓練を受ける。) 7.技術海上幹部:「技術海上幹部」採用試験合格者が対象。教育期間は約2ヶ月間 技術海上幹部以外は、幹部候補生学校入校時に「幹部候補生たる海曹長」の階級を与えられ、教育課程修業と同時に3等海尉(一般幹部候補生(院卒者/大卒程度)の修士課程修了者は2等海尉)に昇任します。 技術海上幹部で入隊した場合、年齢と大学卒業後の経過年数により1等海尉または2等海尉として採用されます。(技術海上幹部は最初から幹部ですが、本格的な指揮官教育を受けないので、部隊指揮官にはなれません。) 防衛大、防衛医大および航空学生出身者は自動的に幹部候補生学校に入校しますが、一般幹部候補生(院卒者/大卒程度)、貸費学生および技術海上幹部は当該採用試験の合格者、一般幹部候補生(部内)および幹部予定者は当該選抜試験の合格者のみが幹部候補生学校に入校できます。 一般幹部候補生(防大および一般大出身者)は、幹部候補生学校卒業後は練習艦隊に配属され、1ヶ月間の国内巡航の後、5ヶ月間の遠洋航海に行きます。 飛行幹部候補生および一般幹部候補生(部内)は、幹部候補生学校卒業後に1ヶ月間の通称「ミニ遠航」に行きます。
なるほど:1
曹候補生で入隊した場合の幹部候補生合格や防衛大に入る以外は、部内幹部候補生か三尉候補者課程で三尉になります。 三尉候補者課程は曹長になると受験でき、筆記や面接を経て幹部教育を受けて三尉になります。
ありがとう:1
曹から幹部への昇任は部内幹部候補生試験を受け合格した後、幹部としての教育(半年ぐらい)を受けてからです。 勤続がいくら長くても曹から尉官に自動的になることはありません。
海自のすべての幹部は 江田島の幹部候補生学校を卒業して初めて幹部になります。 防大組も防大を卒業しただけでは幹部にはなれません。 よって幹候校の卒業証書を持っていない幹部はいないことになります。 ただ一般 部内 予定者 飛行 医官等 それぞれ教育期間が違います。 遠洋航海に行くのは一般幹部候補生です。
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