解決済み
日本の林業における現状の打開策について教えて下さい!現在の日本の林業は深刻な後継者不足に悩まされています。さらに追い打ちをかけるように、外国木材が大量に輸入されることにより、日本の木材は売れなくなっています。このような状況を打開する術としてどのような考えがあるでしょうか?どうしたら日本の林業を活性化させられるでしょうか?
実際に活性化させるとこまで持ってくことよりも、色んな人が考えている案みたいのを聞きたいです。実現できなくても、実現に結びつくような素晴らしい発想はないかなって。ちなみに、immmimmmimmmとかいう奴みたいな回答求めてないんでwww
564閲覧
林業で作業員をしております。 まず何故日本の林業が後継者不足かと言えばやはお金にならないからだと思います。 では何故お金にならないかを考えると質問者様のおっしゃる通り外国産の木材に価格面で対抗できず押されている事が大きな要因だと思います。 では何故価格面で対抗できないかを考えると大きく3つの要因があると思います。 一つは人件費。特に東南アジアなど発展途上国と比べると人件費が雲泥の差です。 2つ目は地形。日本の林業といえば山で行われていて急峻な地形が多く作業しにくく木材の搬出にも手間が掛かります。さらにこの様な地形のため海外と比べると機械化が遅れていてこれも費用がかさむ一因となっています。(機械化については高性能林業機械とか林業用重機などのワードで検索してみてください) 3つ目は林業の形態の違いです。これは日本の林業は植林から育成管理を経て伐採に至るのに対し海外(特に発展途上国)は元から生えている木を切って終わり、ということが珍しくないということです。当然1本の木を生産するのに掛かる費用が段違いです。 こういった理由で価格で負けていて、恐らくどう対策しても価格面での対抗は無理だと思います。 なので今後林業を活性化していく為には付加価値の高い木材を生産し高くても買ってもらえる工夫をするか木材生産に頼らない林業を目指すかだと思っています。 木材生産に頼らない林業として考えられるのは公益機能の向上や維持を目的とした施工です。 これは例えば保水機能など緑のダムのしての役割、光合成による二酸化炭素吸収機能の向上など人のためになる作業をすることで収入を得る方法です。勿論、こういった事にお金を出してくれる個人や企業は少数でしょうから主な相手は国や地方自治体など公官庁になると思いまので林業は公共事業化していくのだろうと思います。 ちなみにこういった話をすると「じゃあ木材の輸入禁止や高い関税をかけたらどうか」という話が出ることもありますが、これをやっても日本の林業の為にはならないと思いますし、残念ながら長年放置された山林が多い現状では日本が必要とする木材を国内だけで調達するのは不可能でしょう。
< 質問に関する求人 >
林業(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る