電気主任技術者3種の資格を取得しようと思っているのですが、日本がTPPに加盟したら持っていても意味がなくなるという話を聞…

Question

電気主任技術者3種の資格を取得しようと思っているのですが、日本がTPPに加盟したら持っていても意味がなくなるという話を聞きました。本当ですか？

Answer 1

日本では個別に資格を割り当てますが、アメリカではPE資格とかがありますので、資格がないわけじゃないですからね。

ただ、電験には法規の試験があり、電気事業法の規定は航空や無線と違って国際条約がちがちに縛られていませんので、アメリカの電気系のPEが日本の電気主任技術者になることは難しいでしょう。
（日本にもPEに相当する技術士って資格があるけど、この試験には法規はないんだよね）

また、大きな制度変更が行われる場合は通常は移行措置が行われるので、TPPに参加したから電験の資格が何の価値もなくなるということは考えにくいです。

発送電分離したら電気主任の役割は現在より重くなるので、発送電分離するから電験がいらなくなるというのも無知だな。

Answer 2

発送電分離と電力自由化の波、電力会社への外国資本参加など、TPP加盟により
電気保安体制というのも見直しの流れがやってくる、ということでしょう。
電気主任技術者免状を独立した国家資格（免状）として制度化しているのは日本のみである
という点は見逃せない論点です。